Hello!Baby!!
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この子を見て思うことはいくつかある
将来かっこよくなるだろうなとか
好き嫌い多いなぁとか
どこからどう見てもちっちゃいローだなぁとか
自分の遺伝子が完全に負けたとタヌキは思った
ぬらりひょんといい、どういう遺伝子を持てばそうなるんだ!!
私が!
羽衣狐の私が!
生んだのに!!
「母様?」
けど可愛いからいっか
上目遣いでこちらを見てくる我が息子に頬が緩む
母様なんて…上品な子供に育ったもんだ
ここは海賊船なのに、これは羽衣狐の血かな…?
なんて思ってるタヌキが、これもローの血筋だと知るのはもう少し先…
『いっぱい貰ったね
後でお礼言っときなさい』
「うん!!」
気づけば今日が4歳の誕生日だ
ついこの間まで乳飲み子だったのに、今ではやんちゃに駆け回っているのだから、時が経つのは早い
クルーたちにもらったプレゼントが小さな腕の中で溢れかえっている
残念ながらタヌキの料理の腕はからっきしなので、ハートの海賊団のコックにケーキは頼んである
と言うか、頼む前にもう準備していた
自分からのプレゼントは何が出来るだろうかと模索していた時、ローがやってきた
「たくさんもらったな
ちゃんとベポたちに礼を言っとけよ」
「うん!」
タヌキと同じようなことを言ってローは可愛い我が子の頭を撫でた
「父様、俺欲しいものがあるんだ!」
「?、ベポたちから貰ってねぇのか?」
「シャチに言ったら、父様と母様に頼めって」
「なんだ?」
ハートのクルーたちから両手から溢れるほどのプレゼントを貰ったというのに、まだ欲しいものがあるという息子にローもタヌキも首を傾げた
「妹が欲しい!」
『!!!』
思わぬ回答にタヌキは驚いた
「妹か…産み分けはいくつか知ってるがどれも迷信だな
科学的根拠にかけるが、希望にはなるだけ答えよう」
そんなタヌキに妖しい笑みを浮かべながらローはそう返した
「弟でもいい!」
「そうか…来年の誕生日まで待て」
「やったぁあああ!!」
『ロッロー!?』
「また楽しい日が続きそうだなぁ?
タヌキ」
happy birthday、Baby…君にも遠くない未来に会えるよ!お兄ちゃんは待ちきれないようです