Hello!Baby!!
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「タヌキ、最近具合はどうだ」
『具合…?
別に変わらないけど』
「そうか…気分が悪くなったらすぐ言え」
『…うん?わかった』
最近、ローの様子が変だ
妙に優しかったり…まあ、気にかけてくれるのはいつものことだが…
今だって特にいつも通りのはずなのに、体調を心配してくる
『ねぇ、ベポ
私最近、変かな?』
「変?別にいつもと変わらないけど?」
スンスンとタヌキの匂いを嗅ぎながらベポはタヌキの質問に答えた
だよね…なんて思いながら、タヌキはベポと買ったばかりの補充品を運ぶ
「おい!馬鹿!なにやってんだ!」
『私?』
シャチが慌てたように飛んでやってきて、タヌキを怒鳴る
おかしなことはしてないはずだ
シャチもおかしくなっちゃった?
「お前だよ
身重なんだから安静にしてなくちゃ駄目なんだろ!」
『えっ?』
「はっ?」
『…なに言ってるの?シャチ』
「だってタヌキ…おめでただろ?」
『………えっ?』
なにそれ、初耳
「だっだって!船長が、タヌキには重いものを持たせたり、イライラしてても怒ったりしないで、食欲がなさそうだったり体調が悪そうならすぐ言えって…つまりそういうことだろ?」
定期健診をしていたり、日頃からタヌキの身体を診ていたロー
本人より早く主治医の方が認知してしまった
『ローが診断を間違えるなんてことは』
「ありえないだろ」
『だよね…あっ、ロー』
「なんだ」
『私、おめでたなの…?』
タヌキの言葉に周りにいたクルーがざわつく
シャチ同様、察してはいたが当然それは本人からはまだ聞かされてはいなかった
「なんだ、もう自覚症状がでたのか?」
『いや、自覚症状はないけど…シャチが』
「あぁ、クルーには全員言い聞かせてある
無理はするな、困ったことは近くの奴に言え、すぐに俺に伝わるようになってる」
すっごい手回しされてる
驚くタヌキの後ろで、クルーたちはやっぱりと確信を得られたビックニュースにお祭り騒ぎだ
これは喜んでいいやつだよね…?
そのすぐ後、ローの部屋に置かれたたまごの雑誌に、タヌキはなんだかくすぐったくなった
Hi、Baby…君を発見しました!ママが1番自覚症状がなく戸惑っております