かーカルネヴァーネ
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「この借りは大きいですよ、沢田綱吉」
下で踊っている2人を、霧の守護者六道骸はおもしろそうに見下ろしていた
人よけの幻覚の霧と少しの演出をかけたのは彼だった
彼を協力者に招きいれることで、今回のツナの家庭教師にも見つからないという絶対的な自信に繋がり結果としてそうなったのだ
まあ、彼に頼んだのはもともと人よけだけなのだか
自身の演出に満足しながら、どこからか取り出したワインを飲む
「やはり、肉には赤があう…」
謝肉祭に着飾り馬鹿騒ぎするのは無神論者の骸には理解し難いことだが、この組み合わせの美味しさは最高だ
平和な時だ
実にマフィアらしくない…そして実に彼らしい
なぜ貴方が彼女を選んだのか少し分かった気がした
頼まれた時は、ドン・ボンゴレの弱点を知れるチャンスだとおもったが、これでは何にも脅せそうにない
ドン・ボンゴレが激愛する女がいることなどとっくのとうに知れ渡っているし
このことも、だからなんだと胸を張るに違いない
まあこんな時も悪くないか…
なんて、自分らしくないことを思いながら赤ワインを飲み干した
“意外とロマンチストだよね、君って”
なんてどこか満足気な顔で言われ、約束よりも多くの報酬を後日もらうのだった
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