ちー誓いの続きを貴方と
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前日の昼すぎにそれは届いた
取りに行くのもよかったけど、ここ2,3日警備が厳しくなり外へ出れなくなっていた
仕方なく郵便にしたのだ
届けられてみられる前にすぐに奪うようにとって部屋へこもった
完全に怪しまれたが仕方ない
初めに見るのはあの人であってほしいから
住所を言ったときあの人は驚いていたけど、少し笑いながら頑張れと背中を押してくれた
『今日も遅いな』
時計は後10分もしないうちに日付をまたぐ
進むなと願っても、進む秒針
1刻1刻と時を刻んでいく
テーブルの上に置いているそれに目を向ける
やっとの想いでつくったそれに指をそわす
それは、ネックレス
1つの石が輝くネックレス
大切な人の大切な日だから
形だけの結婚式
今日はその続き
貴方にちゃんと愛の誓いを立てるの
扉の開く音がして、慌てて箱の中に入れなおす
『おかえりなさい
…綱吉様、どうしたのですか』
いつもと違う綱吉様
どうしたのだろうか
「たぬき、そのテーブルにのってるのなに?」
『えっ…』
しまった、出したままだった
まだ時計は完全に重なり合っていない
もうすこし、もうすこし
「言えないの?」
『それはっ』
ゴーンゴーン
時計がなった
やっと渡せる!
嬉々として、テーブルにあるものを取り渡す
いや、渡そうとした
ばんっという音とともに大勢の人が入ってきた
何も考えられなかった
『どういうことですか?綱吉様』
声が震える、手が震える、足が・体が・心が、震える震える震える
「たぬき、信じてたのに…
俺は愛していたのに…」
なぜ悔しそうな顔をするのですか
なぜ嫌そうな顔をするのですか
なぜ悲しそうな顔をするのですか
なぜ寂しそうな顔をするのですか
パンッという音が部屋を包んだ
それと同時に私の意識が薄れてく
あぁ、私はどうなったんだろう
あぁ、私はどうなっていくのだろう
このまま眠ってしまったら一生後悔する気がする
おかしいなぁ、私なんかに超直感ないはずなのに
ねぇ、綱吉様
私はただただあなたを
『あ、い……してっ、、し……た』
だから、そのように泣きそうな顔をしないでください
誓いの続きを貴方と
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