たー誰よりも貴女の
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今日、ある物が届いた
中身を確認とる前にたぬきが持って行ってしまった
あぁ、君はそれで俺を殺すのか
机に積まれている紙の山を見ながら、たぬき、君を想う
「そろそろだぞ」
ついにこの時が来た
俺は君を想う、だから君を…
部屋までの道はこんなにも長かっただろうか、暗かっただろか
『おかえりなさい
…綱吉様、どうしたのですか』
心配そうな顔をする
それは演技なんだろうか…
できれば本物であって欲しいと願う俺は馬鹿なのだろうか
「たぬき、そのテーブルにのってるのなに?」
『えっ…』
「言えないの?」
『それはっ』
やっぱり君は裏切り者なんだね
ゴーンゴーン
時計がなった
打ち合わせ通り、大勢の人が入ってきた
『どういうことですか?綱吉様』
戸惑っているたぬき
なぜ悔しそうな顔をするの
なぜ嫌そうな顔をするの
なぜ悲しそうな顔をするの
なぜ寂しそうな顔をするの
ねぇ、答えてよ
「たぬき、信じてたのに…
俺は愛していたのに…」
パンッという音が部屋を包んだ
待て、俺はまだ撃てという合図はしてない!
崩れるたぬきを身体が勝手に支えた
たぬきの手から箱がするりと落ちる
その中身に俺は目を見開いた
ほら…やっぱり君は俺を殺す気なんてなかった
嫌だよ、たぬき
俺は君を殺す気はなかった
君の笑顔が見たかっただけなんだ
『あ、い……してっ、、し……た』
「!!、俺も、俺もたぬきを愛してた、よ」
これからはいやというほど愛の言葉をささやいてあげる
これからはもっと早く帰ってくる
これからはもっといっしょにいよう
そうだ、家族もほしいよね
だからたぬき、目を開けてくれ…