たー誰よりも貴女の
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「っ、嘘だ!」
「落ち着けツナ、まだ100%そうだと決まったわけじゃねぇ」
「だいたいなんで裏切り者がたぬきだなんてことになるんだ!」
「一人で護衛もつけずにでかけたらしい
今までそんなこと一度もなかったたぬきが護衛もつけずに…しかもこの時期にだ」
「たぬきがそんなことするわけ無いだろ」
「ツナ!お前はマフィアだ、私情は捨てろ
可能性があるかぎり、目をそらすな
誰であろうと裏切り者は始末する
お前はボンゴレのボスだ!
その自覚を忘れるんじゃねぇ!!」
「ッ!!」
何も言い返せなかった
どこから間違えた?マフィアになったこと?たぬきにあったこと?
君を信じてる
そんな言葉だけじゃ世界はうまくいかない
「ツナ、諦めろ」
「っでも…」
「ここ最近たぬきに監視をつけたが怪しい点が多すぎる
誰かと連絡をとってるみたいだな、おそらく協力者がいるんだろう」
「まだそうと決まったわけじゃ…」
「ツナ!」
「…ッ、帰るよ」
ねぇたぬき、俺は君を信じたままでいいのかな
調べても調べても、君は違うと言えないんだ
扉の前で止まる
気づかれるわけにはいかない
たぬきじゃないんだ
別の裏切り者が見つかって何事もなかったかのように、いつもの日常にもどるんだ
『……な時間に……た…ですか
あれは……なり……か』
部屋に入る前、中からたぬき声が聞こえた
誰かと話しているのか
『ありがとうございます
お礼は後ほどきちんと』
『わかってるわ、最後は私が…』
”最後は私が”
嘘だろ、たぬき
信じたくなかった、言葉だった
『余計なことは言わないでください
報告ありがとうございます
それじゃ、1週間後に』
動けなかった
なんとも言えないドロドロした負の想いが一瞬にして身体中をうめつくした
「決まりだな」
「……リボーン」
「1週間後、あいつの手でお前は殺される」
「…………」
「最後はお前が決めろ」
相変わらずの声色で言うリボーン
去っていくリボーンの背中はいつもより少しだけ小さく見えた