あぁ、神様

私は確かに言ったわ

トリップしたいって

王道が大好きって

あぁ、神様

あなたは言ったわ

わかったと


「いいわね！！
私が、ここのアイドルなのヒロインなの
変なことしたらパパに頼んであんたなんか殺してやる！！」


王道違いだぁぁぁ！！！！

下駄箱にゴミ

机に悪口

確かに王道だよ

嫌われのね！！

私だって、読んだことあるよ

アレ系の主人公って優しいんだよね

黙って、耐えるんだよね

私も泣いたよ

けど、それことこれとは別

なんで、毎日皆からの冷たい目

あぁツナ、そんな目で私を見ないで！！

あぁ、雲雀さん痛いです、もっとなぐっｔゲフンゲフン

失礼！！！

ともかくだ

こんなのってあんまり！！

嫌われなんて無理っ

あ゛ぁ、ナイフだぁ！？

そんなものこうよ

ポイッ

『のろいんだよ』

「ちょっと、あなた！！
自分がしたことわかっｔドゴッ


『ウゼェんだよ！！ネチネチネチネチ！それに、臭ぇんだよ。鼻が曲がるちゅうに。毎日毎日イライラする！！何が私綺麗だぁ？てねぇなんか中の下だよ中の下。何が、ツナ君は私のじゃ。我ぇ自分が釣り合うとおもてんのか、あ゛ぁ！！アンタのせいでこちとら迷惑しとるんじゃ。パパが何だ？お前は全然偉ぉないやんけ。いつで、殺りにこいやぁ、いつでも相手しちゃるけぇのぉ。なにが、マフィアじゃ。そっちが殺るならこっちだってやってやるけぇ。もちろん殺るカラには、そういう覚悟もって殺ってるんじゃろ？覚悟ねぇのに、いきがんじゃねーよ！！」


はぁはぁ

言ってやった

言ってやったどぉぉぉ

何時の間にやら増えてる野次

…顔ヤバイね、君ら

そりゃそうだよな

屋上来たら、むらぐらつかまれてる自称ヒロインとつかんでる他称悪役

ヒロインは今、怯えて立てなくなってるし

あっ、ちょっとチビってる


「…たぬきちゃん、これは…」


あぁ、ツナ君

君も、顔崩れてるよ


『殺ってないのに殺られるのやだったから』

「だからってこんな」

『優しいね』

うんうん、それでこそツナだよね

「えっ！？」

『君はそれでいいよ
無理して、皆に合わせなくていいの』

「！！！！」


きっとツナは気づいてただろうな

なんか、無理してたっぽいし

っていうかそうだったらいいなぁ

明日からどうしようかな…

まぁ、まず一発

あの神の顔面に一発入れてやろ