〜シャボンディまで
ケイミーたちの先導で、サニー号は静かにシャボンディ諸島の外縁へと近づいた。
アマヤは甲板の端に立ち、まだ見ぬ土地の色彩をじっと見つめていた。その胸の奥では、この場所で“麦わらの一味”が散り散りになる未来を知っているが、表情に悲観の影はなかった。強張った輪郭をほんの少し引き締め、下を向くことなく、今できることは何でもしようと心に決めている。もしも可能なら、誰かの痛みを和らげたり、重荷を肩代わりしたりすることだって厭わない。
「正面44番GRは民間の入り口だから、ちょっと奥に船を着けよう」
ハチが声を張り上げると、それに応じてサニー号は舵を切る。変わった形の巨木が連なる水路を、船はすべるように進んだ。あちこちに泡が浮かび、陽射しを反射して光るその光景は、平和で幻想的なものだった。
「近づくとでっけー根っこだなー」
「上がこれだけ大きいんだ。支えるものの大きさたるや、だね」
アマヤは梢を見上げる。その動きに追従するように、隣のルフィも視線を上げる。
「樹もまたでっけーな〜。シマシマだ! アメみてぇ!!」
ルフィの素直な声に、ほんの少しだけ肩の力が抜ける。誰もが船縁に集まり、やがてサニー号は、島のように広がる根の上にそっと横付けされた。
一行がその広大な根の上に降り立つと、初めて踏みしめる感触に小さなざわめきが生まれる。上陸に際して、ハチが神妙な面持ちで一歩前に出る。その背中を見て、アマヤは小さく呼吸を整えた。何があろうとも、最後まで前を向いていようと、もう一度心に言い聞かせる。その決意をよそに、ハチはたくさんあるうちの手をひとつ、幼子にむけるように物知らぬ一味へと広げていた。
「一つだけ約束を守って欲しいんだ」
ゾロが約束という単語に反応してか、小さく眉を顰める。
「町に入ると「世界貴族」が歩いてる事がある」
「誰だ、それ」
「聖地マリージョアの住人たちよ」
「ふーん、そいつがどうした」
貴族という言葉を聞いても、ルフィの表情は変わらない。彼は元々階級制度に異議を見出していないのだろう。
「たとえ町でどんな事が起きようとも「世界貴族」にゃ立てつかねェと約束しろ!! ──たとえ目の前で人が殺されたとしても、見て見ぬフリをするんだ!!」
その瞬間、アマヤは無意識に下唇を噛み、内にこもる不快さを必死で抑えた。彼には生まれや出自だけで上下が決まる社会など到底受け入れがたい。それこそ前世は平等を美徳とする民族の生まれである。
このあと、各々用事があって船に残る者や、単独行動を望む者を除き、一行はシャボンディ諸島の繁華な街並みへと足を踏み入れることになる。シャボンを使った乗り物は驚くほど軽やかで、わずかな力でスイスイと進んでいく。海風と泡の揺らぎが肌を撫で、心なしか気持ちも軽くなった。
「あ! あれ、もしかしてショッピングモール!?」
ナミが声を上げ、木々に寄り添うように建てられた巨大な商業施設を指差す。その顔には、太陽よりも明るい期待が浮かんでいた。
「ね、ロビン、アマヤ、ケイミー! ちょっと寄っていきましょうよ! そろそろ新しい服が欲しかったの!」
ナミの輝く笑顔に、ロビンもアマヤも、つられるようにとびきりの笑みを浮かべた。
「いいわね、賛成」
「僕も行くっ。暗器を隠す旨みが減ったし、動きやすい服揃えたかったんだ」
「何よあんた、そのひらひらした服って武器隠すためだったの」
「うん、後まあ、似合うので」
あまりにも当然だとばかりにアマヤが言うので、誰も返す言葉を見つけられなかった。周知の事実である。
女性陣(?)が華やかな空気で盛り上がる一方、ケイミーだけは困ったように眉を下げていた。何度か迷う素振りを見せた末に、彼女はやはりハチたちのそばに残ることを選ぶ。
「ケイミーちゃん……、誘っても来なかったわね」
「うん、この島に入ってから少し控え目みたい……、どうしたのかしら」
「……もしかして、この島には……”悪い歴史”が、残っているのかも……」
ロビンが低く呟く。ナミはその言葉の重さに気付かず、首を傾げて疑問符を浮かべた。
「人を人とも思わない、残酷な文化だね」
「どういうこと?」
「気分のいい話じゃないよ……」
アマヤは、ショッピングモールのガラス越しに写る自分の顔がわずかに曇るのを感じていた。沈んだ視線を落とし、声もどこか小さくなる。ロビンは剣呑であるし、アマヤは落ち込んでいる。ナミは賑やかなモールの中で怪訝そうに唇を尖らせる。
それでも、ケイミーの不安げな様子が頭から離れなかった。三人は店を巡りながら、街の陰に潜む魚人差別や人買い、奴隷という文化について、ぽつりぽつりと語り合った。
「……僕は、性善説を推したいけど、これだけ広く、不快な文化が蔓延してるとどうしても人間自体を信じきれなくなってしまうよ」
「──それで、ハチもケイミーも、この島で正体を隠しているのかしら」
「ただの思い過ごしだといいけどね」
ロビンは困ったように微笑んだ。だが、悪い予感というものは大概が的中するものだ。
この後彼らに降りかかる災難はなかなか看過できるものでもない。かといって自分がケイミーに張り付くことによって下手に彼女を目立たせ、物語と違う展開で捕まってしまえば、今日ここで競りにかけられるという流れまでも変わってしまうかもしれない。アマヤの中には葛藤があった。
けれども、同時に答えも出してあった。全てを変えられるなどと烏滸がましいことを思ってはいけない。自分の力の及ぶ範囲で、可能なことをする。アマヤは間もなく到着するトビウオの迎えを待つため、上空を見上げるのだった。
ヒューマンショップの入り口では、サンジが眉を逆立てていきり立っていた。店の前に立つスタッフは、明らかに小馬鹿にしたような態度で、軽く笑みさえ浮かべている。
「ウフフフ、ど〜ぞお引き取りを……」
冷たい声に、サンジはますます頭から湯気を上げていた。
「てェんめェ〜、コノ……」
興奮のあまり言葉も荒くなる。チョッパーが慌ててその腕を掴み、必死になだめている。二人が一際目立っているおかげで、店先には喧騒が渦巻いている。この隙にならば内部へ侵入することも可能だろう。アマヤは静かに店の壁沿いに回り込む。髪を一つに束ね、巻き毛の端が揺れる気配すらを殺して、壁や屋根の影をつたって忍び込んだ。
可能であれば鍵の束でも見つけて彼女を奪い去ってしまえばいい。しかし、これまでの経験上、そう都合よくはことが運ばないのはわかっている。ならば、せめて彼女の不安をほんの少しだけでも軽くしてあげたい。アマヤはそう思って唇を噛み締めた。
天井の梁にそっと身を潜め、牢の一角を見下ろす。そこには大きな金魚鉢が置かれていた。淡い光が水面にさざめき、空気がひんやりと淀んでいる。
アマヤは梁からぶら下がる姿勢のまま、器用に息を整え、小声で呼びかけた。
「……ケイミーさん、ケイミーさん……!」
天井の梁からぶら下がり、アマヤはほとんど囁くほどの小さな声で呼びかけた。声帯をわずかに震わせるだけで音を遠くまで運ぶのは、幼い頃に覚えた特技の一つだった。
金魚鉢のなか、ケイミーはハッとして天井を見上げる。揺れる水面越しに、ひそかな気配を感じ取ったようだった。
「ダメだよ、気づいてないフリして。……ごめんだけど、まだ助け出すことはできなくって」
アマヤは囁くように伝える。ケイミーはほんの一瞬だけ尾を揺らし、視線をゆっくりと前へ戻した。誰にも気づかれぬまま、二人のあいだにささやかな合意が結ばれる。
「ハチくんも、ヒトデくんも、うちの船員もみんな、ここに駆けつけてるから、大丈夫だよって、それだけ」
それだけを伝えて、アマヤはそっと梁の陰へ身を引いた。見回りの足音が近づいてくる。ここでスタッフ全員を相手どる胆力は、アマヤにはない。彼女への小さな声かけ、たったこれだけのことで自分の罪悪感を和らげようとする卑怯さに、心の奥で臍を噬む。これが自分にできる精一杯だと知りつつ、それでも胸は重かった。
再び会場内へ戻ると、舞台ではちょうど次の“商品”の紹介が始まっていた。照明を浴びた踊り子が、ためらいがちに周囲を眺めている。
「みんな、遅れてごめんね」
「アマヤ! どこ行ってたのよこんな時に」
ナミが声をひそめて詰め寄る。アマヤは少しだけ息を整え、静かに答えた。
「ケイミーさんのとこ。ちょっと頬に怪我はあったけど、元気そうだった」
その言葉に、ナミは口元に手を当て、ほっとしたように表情を緩めた。
「じゃああとは私があの子を買い上げるだけね……!」
ナミのか細い声に被せるように、アナウンスががなる。一音一音がその舞台の真ん中の女性から人権を削り取っているようで、アマヤは強く手を握りしめた。
『ご覧ください!! この奇跡のプロポーション、20歳の”踊り子”バシアです!!』
「──、ナミさん、あの娘も買うわけには……」
固い空気を和ませるための冗談だと分かっていてなお、サンジの発言のデリカシーのなさときたら一級品だ。ナミの平手、チョッパーの蹴り、そしてアマヤの肘打ちが、ほとんど同時にこのどうしようもない男に炸裂するのだった。
アマヤは甲板の端に立ち、まだ見ぬ土地の色彩をじっと見つめていた。その胸の奥では、この場所で“麦わらの一味”が散り散りになる未来を知っているが、表情に悲観の影はなかった。強張った輪郭をほんの少し引き締め、下を向くことなく、今できることは何でもしようと心に決めている。もしも可能なら、誰かの痛みを和らげたり、重荷を肩代わりしたりすることだって厭わない。
「正面44番GRは民間の入り口だから、ちょっと奥に船を着けよう」
ハチが声を張り上げると、それに応じてサニー号は舵を切る。変わった形の巨木が連なる水路を、船はすべるように進んだ。あちこちに泡が浮かび、陽射しを反射して光るその光景は、平和で幻想的なものだった。
「近づくとでっけー根っこだなー」
「上がこれだけ大きいんだ。支えるものの大きさたるや、だね」
アマヤは梢を見上げる。その動きに追従するように、隣のルフィも視線を上げる。
「樹もまたでっけーな〜。シマシマだ! アメみてぇ!!」
ルフィの素直な声に、ほんの少しだけ肩の力が抜ける。誰もが船縁に集まり、やがてサニー号は、島のように広がる根の上にそっと横付けされた。
一行がその広大な根の上に降り立つと、初めて踏みしめる感触に小さなざわめきが生まれる。上陸に際して、ハチが神妙な面持ちで一歩前に出る。その背中を見て、アマヤは小さく呼吸を整えた。何があろうとも、最後まで前を向いていようと、もう一度心に言い聞かせる。その決意をよそに、ハチはたくさんあるうちの手をひとつ、幼子にむけるように物知らぬ一味へと広げていた。
「一つだけ約束を守って欲しいんだ」
ゾロが約束という単語に反応してか、小さく眉を顰める。
「町に入ると「世界貴族」が歩いてる事がある」
「誰だ、それ」
「聖地マリージョアの住人たちよ」
「ふーん、そいつがどうした」
貴族という言葉を聞いても、ルフィの表情は変わらない。彼は元々階級制度に異議を見出していないのだろう。
「たとえ町でどんな事が起きようとも「世界貴族」にゃ立てつかねェと約束しろ!! ──たとえ目の前で人が殺されたとしても、見て見ぬフリをするんだ!!」
その瞬間、アマヤは無意識に下唇を噛み、内にこもる不快さを必死で抑えた。彼には生まれや出自だけで上下が決まる社会など到底受け入れがたい。それこそ前世は平等を美徳とする民族の生まれである。
このあと、各々用事があって船に残る者や、単独行動を望む者を除き、一行はシャボンディ諸島の繁華な街並みへと足を踏み入れることになる。シャボンを使った乗り物は驚くほど軽やかで、わずかな力でスイスイと進んでいく。海風と泡の揺らぎが肌を撫で、心なしか気持ちも軽くなった。
「あ! あれ、もしかしてショッピングモール!?」
ナミが声を上げ、木々に寄り添うように建てられた巨大な商業施設を指差す。その顔には、太陽よりも明るい期待が浮かんでいた。
「ね、ロビン、アマヤ、ケイミー! ちょっと寄っていきましょうよ! そろそろ新しい服が欲しかったの!」
ナミの輝く笑顔に、ロビンもアマヤも、つられるようにとびきりの笑みを浮かべた。
「いいわね、賛成」
「僕も行くっ。暗器を隠す旨みが減ったし、動きやすい服揃えたかったんだ」
「何よあんた、そのひらひらした服って武器隠すためだったの」
「うん、後まあ、似合うので」
あまりにも当然だとばかりにアマヤが言うので、誰も返す言葉を見つけられなかった。周知の事実である。
女性陣(?)が華やかな空気で盛り上がる一方、ケイミーだけは困ったように眉を下げていた。何度か迷う素振りを見せた末に、彼女はやはりハチたちのそばに残ることを選ぶ。
「ケイミーちゃん……、誘っても来なかったわね」
「うん、この島に入ってから少し控え目みたい……、どうしたのかしら」
「……もしかして、この島には……”悪い歴史”が、残っているのかも……」
ロビンが低く呟く。ナミはその言葉の重さに気付かず、首を傾げて疑問符を浮かべた。
「人を人とも思わない、残酷な文化だね」
「どういうこと?」
「気分のいい話じゃないよ……」
アマヤは、ショッピングモールのガラス越しに写る自分の顔がわずかに曇るのを感じていた。沈んだ視線を落とし、声もどこか小さくなる。ロビンは剣呑であるし、アマヤは落ち込んでいる。ナミは賑やかなモールの中で怪訝そうに唇を尖らせる。
それでも、ケイミーの不安げな様子が頭から離れなかった。三人は店を巡りながら、街の陰に潜む魚人差別や人買い、奴隷という文化について、ぽつりぽつりと語り合った。
「……僕は、性善説を推したいけど、これだけ広く、不快な文化が蔓延してるとどうしても人間自体を信じきれなくなってしまうよ」
「──それで、ハチもケイミーも、この島で正体を隠しているのかしら」
「ただの思い過ごしだといいけどね」
ロビンは困ったように微笑んだ。だが、悪い予感というものは大概が的中するものだ。
この後彼らに降りかかる災難はなかなか看過できるものでもない。かといって自分がケイミーに張り付くことによって下手に彼女を目立たせ、物語と違う展開で捕まってしまえば、今日ここで競りにかけられるという流れまでも変わってしまうかもしれない。アマヤの中には葛藤があった。
けれども、同時に答えも出してあった。全てを変えられるなどと烏滸がましいことを思ってはいけない。自分の力の及ぶ範囲で、可能なことをする。アマヤは間もなく到着するトビウオの迎えを待つため、上空を見上げるのだった。
ヒューマンショップの入り口では、サンジが眉を逆立てていきり立っていた。店の前に立つスタッフは、明らかに小馬鹿にしたような態度で、軽く笑みさえ浮かべている。
「ウフフフ、ど〜ぞお引き取りを……」
冷たい声に、サンジはますます頭から湯気を上げていた。
「てェんめェ〜、コノ……」
興奮のあまり言葉も荒くなる。チョッパーが慌ててその腕を掴み、必死になだめている。二人が一際目立っているおかげで、店先には喧騒が渦巻いている。この隙にならば内部へ侵入することも可能だろう。アマヤは静かに店の壁沿いに回り込む。髪を一つに束ね、巻き毛の端が揺れる気配すらを殺して、壁や屋根の影をつたって忍び込んだ。
可能であれば鍵の束でも見つけて彼女を奪い去ってしまえばいい。しかし、これまでの経験上、そう都合よくはことが運ばないのはわかっている。ならば、せめて彼女の不安をほんの少しだけでも軽くしてあげたい。アマヤはそう思って唇を噛み締めた。
天井の梁にそっと身を潜め、牢の一角を見下ろす。そこには大きな金魚鉢が置かれていた。淡い光が水面にさざめき、空気がひんやりと淀んでいる。
アマヤは梁からぶら下がる姿勢のまま、器用に息を整え、小声で呼びかけた。
「……ケイミーさん、ケイミーさん……!」
天井の梁からぶら下がり、アマヤはほとんど囁くほどの小さな声で呼びかけた。声帯をわずかに震わせるだけで音を遠くまで運ぶのは、幼い頃に覚えた特技の一つだった。
金魚鉢のなか、ケイミーはハッとして天井を見上げる。揺れる水面越しに、ひそかな気配を感じ取ったようだった。
「ダメだよ、気づいてないフリして。……ごめんだけど、まだ助け出すことはできなくって」
アマヤは囁くように伝える。ケイミーはほんの一瞬だけ尾を揺らし、視線をゆっくりと前へ戻した。誰にも気づかれぬまま、二人のあいだにささやかな合意が結ばれる。
「ハチくんも、ヒトデくんも、うちの船員もみんな、ここに駆けつけてるから、大丈夫だよって、それだけ」
それだけを伝えて、アマヤはそっと梁の陰へ身を引いた。見回りの足音が近づいてくる。ここでスタッフ全員を相手どる胆力は、アマヤにはない。彼女への小さな声かけ、たったこれだけのことで自分の罪悪感を和らげようとする卑怯さに、心の奥で臍を噬む。これが自分にできる精一杯だと知りつつ、それでも胸は重かった。
再び会場内へ戻ると、舞台ではちょうど次の“商品”の紹介が始まっていた。照明を浴びた踊り子が、ためらいがちに周囲を眺めている。
「みんな、遅れてごめんね」
「アマヤ! どこ行ってたのよこんな時に」
ナミが声をひそめて詰め寄る。アマヤは少しだけ息を整え、静かに答えた。
「ケイミーさんのとこ。ちょっと頬に怪我はあったけど、元気そうだった」
その言葉に、ナミは口元に手を当て、ほっとしたように表情を緩めた。
「じゃああとは私があの子を買い上げるだけね……!」
ナミのか細い声に被せるように、アナウンスががなる。一音一音がその舞台の真ん中の女性から人権を削り取っているようで、アマヤは強く手を握りしめた。
『ご覧ください!! この奇跡のプロポーション、20歳の”踊り子”バシアです!!』
「──、ナミさん、あの娘も買うわけには……」
固い空気を和ませるための冗談だと分かっていてなお、サンジの発言のデリカシーのなさときたら一級品だ。ナミの平手、チョッパーの蹴り、そしてアマヤの肘打ちが、ほとんど同時にこのどうしようもない男に炸裂するのだった。
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