FOREVER AND...
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「オッパの相手が知らない女優じゃなくてよかったな」
ネットで公開されたオンソンウ主演ドラマの記事をスマートフォンで見ながらソンウンが言う。ジムから帰る車の中、乗っているのはソンウン、ミニョン、ユアの三人だけだ。
「うん、よかった」
「お?」
「珍しいじゃん」
「なにが?」
「お前のことだからなんで?とか言うかと思った」
「嫌なものは嫌だもの」
「ユア、すごい嫉妬深いもんな」
「私結構本当にひどいと思うんだよね」
ハハハ、と乾いた笑いを漏らすユアを横目にミニョンが意地悪く笑う。
「お前俺らにも嫉妬するタイプだろ」
「それどころかオッパがチューした犬にまで嫉妬しますよ」
「じゃあ共演者がお前じゃない女優じゃなくてマジで良かったな」
「ん…」
「でもオンソンウ俳優じゃん。将来的に考えるとユア以外の女と共演しないわけにはいかないわけで」
「それなんですよ…」
「おま、それは言うなよつらすぎる」
「俳優の配偶者の方達ってこんなに毎回しんどいんですか?」
「お前オンソンウの配偶者なの?」
「……いいじゃないですか別にちょっとくらい夢見ても」
口を尖らせてそうソンウンを睨みつけるユアに二人の兄は頬を緩ませる。
「いいよいいよ現実にしようぜ、俺が歌歌いに行ったるわ」
「招待席にワナワン枠作っといて」
「あー!私も座りたい!」
「お前ソンウと前座っとけよ」
「歌はジェファニオッパに頼も〜」
「おい俺が歌うって言っただろ!」
「そこは俺達みんなで歌うんじゃないんだ?」
ふたりの妄想に静かに突っ込んだミニョンは話を元に戻す。
「で、なんだっけ」
「俳優の配偶者の話でしょ」
「いやでもやっぱりそこは仕事って割り切ってんじゃね?」
「でも俺もし自分の彼女がアイドルだったとして、男とニコニコ手繋いでサインしてたらちょっと嫌です」
「あ〜、私そこは別になんともないんですよね」
「え、オンソンウがペンの女の子と手繋いでニコニコサインしててもなんとも思わないの?」
「うん」
「なのに女優とキスはだめ?」
「だって手繋いでサインは相手がペンだから!それにまあ…言ってしまえば仕事だし…」
「いや女優とのキスも仕事だろ」
アア〜〜!と叫んだユアはシートを倒し天井を仰ぐ。
「合法で私じゃない女とキスされるの辛い」
「つーかそんなに心配?ソンウ信用ないの?」
「え、ソンウニオッパ、ソンウオッパの顔見たことあります?」
「あるわ」
「あれを女が放っておきますか?」
「ん〜どうでしょう」
「あんな笑顔振りまいてたら誰だって自分のこと好きだって勘違いしますよ〜」
あ〜、と首を振りながらそういうユアにソンウンとミニョンは顔を見合わせる。
「え、お前ソンウが自分のこと好きだって知ってたの?」
「………いつの話ですか?」
「俺たちがソナギのときだよ」
「オッパに直接言われるまでは、気づくもなにもそんなこと考えたことすらありませんでした」
「そうだよな〜ソンウとチームが別になった途端ジソンヒョンといちゃついちゃってたんだもんな〜〜」
「あんときのソンウ超面白かったもん」
「……」
「オンソンウがお前のこと好きだってあのとき知らなかったのは多分お前だけだよ」
「うん、周知の事実だった」
「…周知ってどの程度の広さで」
「お前とオンソンウに関わったことあるやつみんな」
なるほど。そう静かに呟かれた言葉にふたりはユアを見つめる。
「正直手近にいた女が私だけだったから説ありますよね」
「おまえな〜〜」
「ないだろ」
「スタイリストにしろスタッフにしろいくらでも周りに女はいたし」
「その考えはかなりソンウが可哀想」
「オッパ私のどこが好きなんですかね」
「お前らそれも含めて一回ちゃんと話し合ったら?」
「……やだ。重い女だと思われちゃう」
「まあ実際重いしな」
「ちょっと」
「でもこのまま別々に暮らしはじめたらまずくない?」
「それもなんですよね…」
「別居?」
うん。小さく呟いたユアはシートに倒れたままドアのほうに寝返りをうつ。それきり黙ってしまったユアにミニョンが静かに言う。
「ユア、大丈夫?」
「……私本当に無理かもしれない」
「ほら〜やっぱ話すべきだって」
「でもこれ私の問題じゃないですか」
「そうとも言えないところがありすぎる」
寝返り直したユアは二人を見る。
「オッパもなんか考えてるってことですか?」
「さあ」
「オッパなんて?」
「それはプライバシーの観点からお答えできねえよ」
「じゃあ私もこれからソンウオッパに内緒でオッパ達に相談しますね」
「おう、しろしろ」
「離れても私の連絡無視しないでくださいね」
「普段俺らのメッセージを既読無視ばっかの奴が何言ってんだよ」
「電話します」
「まあオンソンウに泣かされたらしてこいよ」
「毎日かも」
「おう、どんと来いよ」
ソンウンの言葉にふにゃりと笑ったユアは「ていうか」の声にミニョンを見る。
「お前次のドラマでソンウとキスするの?」
「………するの?」
「いやこっちがきいてるんですけど」
「え、するのかな」
「そりゃするだろ〜」
「え!」
「なんだよ」
「どうしよう」
眉を顰めて何か考えていたかと思えば顔を真っ赤にしたユアにふたりの兄の頬は持ち上がる。
「オンソンウとキスしたことないの?」
「え?!あ!ありますよ!」
「じゃあなんでそんななってんの?」
「………」
「で、どうなの」
「……どう…なんでしょう」
「お前らふつうにそれ以上のことしてんだろ?」
「し、!ッ何でそんなこと教えてあげなきゃいけないんですか!」
今にも湯気が出そうなほど赤くなったユアの悲鳴が宿舎の地下駐車場に響き渡った。
ネットで公開されたオンソンウ主演ドラマの記事をスマートフォンで見ながらソンウンが言う。ジムから帰る車の中、乗っているのはソンウン、ミニョン、ユアの三人だけだ。
「うん、よかった」
「お?」
「珍しいじゃん」
「なにが?」
「お前のことだからなんで?とか言うかと思った」
「嫌なものは嫌だもの」
「ユア、すごい嫉妬深いもんな」
「私結構本当にひどいと思うんだよね」
ハハハ、と乾いた笑いを漏らすユアを横目にミニョンが意地悪く笑う。
「お前俺らにも嫉妬するタイプだろ」
「それどころかオッパがチューした犬にまで嫉妬しますよ」
「じゃあ共演者がお前じゃない女優じゃなくてマジで良かったな」
「ん…」
「でもオンソンウ俳優じゃん。将来的に考えるとユア以外の女と共演しないわけにはいかないわけで」
「それなんですよ…」
「おま、それは言うなよつらすぎる」
「俳優の配偶者の方達ってこんなに毎回しんどいんですか?」
「お前オンソンウの配偶者なの?」
「……いいじゃないですか別にちょっとくらい夢見ても」
口を尖らせてそうソンウンを睨みつけるユアに二人の兄は頬を緩ませる。
「いいよいいよ現実にしようぜ、俺が歌歌いに行ったるわ」
「招待席にワナワン枠作っといて」
「あー!私も座りたい!」
「お前ソンウと前座っとけよ」
「歌はジェファニオッパに頼も〜」
「おい俺が歌うって言っただろ!」
「そこは俺達みんなで歌うんじゃないんだ?」
ふたりの妄想に静かに突っ込んだミニョンは話を元に戻す。
「で、なんだっけ」
「俳優の配偶者の話でしょ」
「いやでもやっぱりそこは仕事って割り切ってんじゃね?」
「でも俺もし自分の彼女がアイドルだったとして、男とニコニコ手繋いでサインしてたらちょっと嫌です」
「あ〜、私そこは別になんともないんですよね」
「え、オンソンウがペンの女の子と手繋いでニコニコサインしててもなんとも思わないの?」
「うん」
「なのに女優とキスはだめ?」
「だって手繋いでサインは相手がペンだから!それにまあ…言ってしまえば仕事だし…」
「いや女優とのキスも仕事だろ」
アア〜〜!と叫んだユアはシートを倒し天井を仰ぐ。
「合法で私じゃない女とキスされるの辛い」
「つーかそんなに心配?ソンウ信用ないの?」
「え、ソンウニオッパ、ソンウオッパの顔見たことあります?」
「あるわ」
「あれを女が放っておきますか?」
「ん〜どうでしょう」
「あんな笑顔振りまいてたら誰だって自分のこと好きだって勘違いしますよ〜」
あ〜、と首を振りながらそういうユアにソンウンとミニョンは顔を見合わせる。
「え、お前ソンウが自分のこと好きだって知ってたの?」
「………いつの話ですか?」
「俺たちがソナギのときだよ」
「オッパに直接言われるまでは、気づくもなにもそんなこと考えたことすらありませんでした」
「そうだよな〜ソンウとチームが別になった途端ジソンヒョンといちゃついちゃってたんだもんな〜〜」
「あんときのソンウ超面白かったもん」
「……」
「オンソンウがお前のこと好きだってあのとき知らなかったのは多分お前だけだよ」
「うん、周知の事実だった」
「…周知ってどの程度の広さで」
「お前とオンソンウに関わったことあるやつみんな」
なるほど。そう静かに呟かれた言葉にふたりはユアを見つめる。
「正直手近にいた女が私だけだったから説ありますよね」
「おまえな〜〜」
「ないだろ」
「スタイリストにしろスタッフにしろいくらでも周りに女はいたし」
「その考えはかなりソンウが可哀想」
「オッパ私のどこが好きなんですかね」
「お前らそれも含めて一回ちゃんと話し合ったら?」
「……やだ。重い女だと思われちゃう」
「まあ実際重いしな」
「ちょっと」
「でもこのまま別々に暮らしはじめたらまずくない?」
「それもなんですよね…」
「別居?」
うん。小さく呟いたユアはシートに倒れたままドアのほうに寝返りをうつ。それきり黙ってしまったユアにミニョンが静かに言う。
「ユア、大丈夫?」
「……私本当に無理かもしれない」
「ほら〜やっぱ話すべきだって」
「でもこれ私の問題じゃないですか」
「そうとも言えないところがありすぎる」
寝返り直したユアは二人を見る。
「オッパもなんか考えてるってことですか?」
「さあ」
「オッパなんて?」
「それはプライバシーの観点からお答えできねえよ」
「じゃあ私もこれからソンウオッパに内緒でオッパ達に相談しますね」
「おう、しろしろ」
「離れても私の連絡無視しないでくださいね」
「普段俺らのメッセージを既読無視ばっかの奴が何言ってんだよ」
「電話します」
「まあオンソンウに泣かされたらしてこいよ」
「毎日かも」
「おう、どんと来いよ」
ソンウンの言葉にふにゃりと笑ったユアは「ていうか」の声にミニョンを見る。
「お前次のドラマでソンウとキスするの?」
「………するの?」
「いやこっちがきいてるんですけど」
「え、するのかな」
「そりゃするだろ〜」
「え!」
「なんだよ」
「どうしよう」
眉を顰めて何か考えていたかと思えば顔を真っ赤にしたユアにふたりの兄の頬は持ち上がる。
「オンソンウとキスしたことないの?」
「え?!あ!ありますよ!」
「じゃあなんでそんななってんの?」
「………」
「で、どうなの」
「……どう…なんでしょう」
「お前らふつうにそれ以上のことしてんだろ?」
「し、!ッ何でそんなこと教えてあげなきゃいけないんですか!」
今にも湯気が出そうなほど赤くなったユアの悲鳴が宿舎の地下駐車場に響き渡った。