FOREVER AND...
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迫りが下がりきり、舞台裏に降りたユアは崩れ落ちるように座り込む。
「ヌナ」
しゃくりあげながら泣くユアに、先に舞台からはけていたグァンリンが歩み寄る。
「グァンリナぁ」
「ん、」
ユアに合わせてしゃがみこんだグァンリンはユアの涙を拭ってやりながら笑う。
「ヌナ、もうすっぴんじゃん」
「あなたはなんでそんなに完璧な顔なの?」
「さ、行くよ」
ふっ、と片頬を上げて笑ったグァンリンに再び泣き出したユアは「いやだ」と嗚咽を漏らす。
「私もう一生ここにいる」
「またみんなすぐ会えるでしょ」
「寂しいものは寂しいの!」
「じゃあどうするの?」
「もういっかい抱きしめて」
「あ〜ほんっとこのヌナはかわいいね」
ユアの頭を撫で声を上げて笑ったグァンリンは立ち上がる。
「抱き締めてあげるから立って」
「ん、大好き」
「俺も」
グァンリンの首に手を腕を回し抱きついたユアは今度は肩に顔を埋めて泣き出す。
「あ〜〜ヌナ〜」
「な、んでお別れしなくちゃいけないの」
「そういう契約だから」
「ッグァンリニ、あなたのそういうところが大好き」
「んー俺もー」
離れないユアに痺れを切らし、ユアの膝を掬い上げ横抱きにする。首にしっかりと顔を埋めたままのユアは嗚咽を漏らしながらグァンリンの衣装で涙を拭く。
「やだ〜〜ここから離れたくない〜〜」
「だーめ」
「じゃあ私をこのままあなたの宿舎に連れて帰って」
「俺たちまたすぐ会うでしょ!ご飯も一緒に食べて、」
「でもそしたらお別れだもん〜〜」
楽屋が続く廊下に出たふたりは先に降りていたメンバーたちに合流する。いやだいやだと駄々をこねるユアを抱え上げ歩くグァンリンを見て、ジフンが涙を拭いながら眉をしかめる。
「どういう状況?」
「これソンウヒョンにあげます」
そう言ってユアをソンウに差し出したグァンリンにソンウはえっ、と固まる。
「オッパはむりだよ。細いから」
グァンリンの腕に抱かれたまま涙声でそう言うユアにミニョンが吹き出しウジンとジフンも顔を覆う。
「体重も私と変わんないんだって」
「そんなこと…ユアくらいなら」
「腹筋もないし」
「……」
「お、俺あるわ」
「俺もあります」
「おー?俺も俺も」
「あっても重いものは重いんですけど」
「………」
口を開けて固まったソンウにメンバーたちは好き勝手喋る。
「だから私はコチョクを2万人で埋めないといけないんです」
「ヌナ、そんなにヒョンの腹筋見たいの?」
「腹筋自体は別に…」
「じゃあなんで?」
「アー腹斜筋でしょ」
ミニョンは声を出して笑いながらグァンリンの首に顔を埋めるユアの頭を撫でる。
「……」
「なにそれ」
「これこれ」
首をかしげるグァンリンにウジンが服を捲り自分のお腹を指す。あ〜!と頷く弟の声に、ユアもちゃっかり顔を上げてウジンの腹斜筋を見る。
「えっち」
「いいじゃないですか〜見せてくれてるんだから」
「俺もあるよ」
「ジフニは可愛いままで良かったのに…」
わざわざ自分で服をめくったジフンに、ユアは再び嗚咽を漏らしながらグァンリンの首に顔を埋める。
「誰のが一番好き?」
「…………ニエリオッパ」
「うわ〜〜浮気だ」
「きいたのオッパじゃん!」
「ニエリヒョンのエロいよね」
「私オッパにあの衣装着せたオンニにお礼のお菓子買ってきたの」
「ガチじゃん」
腹斜筋の話で盛り上がるユアたちに小さい声で「頑張ります」と呟いたソンウの肩をジニョンが慰めるようにポンと叩いた。