FOREVER AND...
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「私もう……今日はもういいです」
クイーンサイズのベッドの端に転がり、ソンウに背を向けたユアは拗ねた調子で言う。
「……プールは?行かないの?」
「さっき行ったじゃないですか」
「そうだけど」
「写真も撮ってあげて」
「……うん、ごめん」
「いいですよ、オッパはみんなのものですから」
「……」
「みんな見たがってましたし」
「…ごめん」
「……私はオッパの為に水着着ましたけど、オッパはみんなにも分けてあげたかったんですよね、さすがオンソンウ」
「……」
顔は見えないが、口を尖らせているであろうその口調に、ユアには悪いがソンウは思わず笑ってしまう。
「あ〜〜私も水着のやつ、インスタにあげていいですか?」
「だめ」
「そうなんですね〜」
「……」
「私だけのオッパだったのに……」
「それはもう本当にごめん」
「ワナブルみんなの壁紙になってしまって…」
「また別の撮ろう、ね」
「腹筋があることもばれちゃったし」
「……」
「……オッパももうこんな面倒くさい女放っておいて、ご両親に孝行してあげてください」
「………ユア」
「私も思いますもん。こんなことくらいで拗ねるなんて面倒くさい奴だって」
「…………ユア、ごめんね」
ソンウがベッドに腰掛けると、その重みでユアはころんと転がる。満面の笑みを浮かべるソンウに対して、ユアは眉を顰めソンウを睨みつける。
「なんで笑ってるんですか!」
「かわいいなあと思って」
「こっちは怒ってるんですけど?」
「そういうところがかわいいんだよ」
「〜〜〜〜!もう!今日はオッパ床です!」
「もう寝るの?」
「寝る!」
「母さんとフルーツ食べるんでしょ?」
「食べにいくのでオッパはついてこないでくださいね」
「どうして〜」
「私マンゴー剥くのも上手いんですから」
「オッパにあーんしてくれないの」
「お母様の前でその小さなお口が開けられるのならどうぞ」
馬鹿にするように笑うユアの髪をソンウは満面の笑みのまま撫でる。
「本当にごめんね。どうしたらオッパを許してくれる?」
「………ちゅう」
「それは……母さんとこに行けなくしちゃうかも」
「えっちなやつじゃないやつで」
「…そんなちゅーがこの世に存在するの?!」
目を見開き巫山戯るソンウの腰に抱きつきソンウを見上げる。
「するの?しないの?」
「させていただきます」
首を伸ばして待つユアにソンウも身をかがめて応える。
一瞬くっつき、ちゅっと音を立てて離れた唇に、ユアは満足そうに笑う。
「これで許してあげます」
「もう終わり?」
「私は美味しいフルーツを食べに行かないといけないので」
「オッパをおいて?」
バッと勢いよく起き上がったユアは乱れた髪をソンウに直してもらいながら歯を見せて笑う。
「しょうがないから可哀想なオッパも連れて行ってあげます」
「この続きはもちろんあるんだよね?」
「オッパの態度次第です」
「ほ〜〜期待できますね」
「なにを?」
眉をひそめながら笑うユアの手を取り、ソンウはご機嫌に部屋を出るのだった。