I WANNA BE WITH YOU 11
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「オッパの恋人役したい」
次にドラマに出るならどんな役がしたいか?女優活動も活発に行なっているユアはそう質問を受けた。勿論答えはきちんと言った。「自分と正反対の役がしてみたい」詳細は省くがそんなようなことを。
そうしてそのインタビューの仕事を終え、宿舎に戻ったユアはソンウの膝に頭を預けながら言ったのだ。
「恋人じゃん」
「でもお外で手繋げないもん」
「つなぎたいの?」
「そりゃあね!」
「ふは、繋いであげる」
目尻を下げたソンウにユアも笑顔でソンウの手に指をからませる。
「オッパの恋人役なら、お外で堂々と手繋いで歩けるでしょう」
「ふふ、堂々とおてて繋いでどこ行くの?」
「ん〜〜まずは、地下鉄に乗るの!」
「デート?」
「うん!そんでね。隣の席に座ったオッパの肩に頭乗っけるの」
「ふふ、かわいいね」
「それで、カフェに行って、ケーキ食べて、写真撮るの」
「おたがい?」
「そう!私は、ケーキ撮る振りして、オッパを撮るの」
「あはは、じゃあオッパは堂々とユアを撮るね」
「うん!その次は〜」
「まだやりたいことあるの?」
ユアの顔を覗き込みくしゃりと笑うソンウにユアは得意げに頷く。
「うん!おでん食べるの!」
「屋台で?」
「そう!それで私はタッカンジョンとホットックも食べたいって駄々こねるのね」
「駄々こねちゃうの」
「そう、そしたらオッパはじゃあ半分こね、って買ってくれるの」
「ユアはもうほんっとうにかわいいね」
「でしょ?私はかっこいいオッパを見せびらかせるし、オッパは可愛い私を見せびらかせるでしょ?」
ソンウは笑いながら手を繋いでいる方とは反対の手で膝に乗ったユアの髪を撫でる。
気持ちよさそうに目を閉じるユアにソンウは言う。
「デートプランは終わり?」
「まーだ!」
「ふふ、まだあるの?」
「香水屋さんに行って、オッパに似合う香りを選ぶの」
「じゃあオッパはユアにつけてて欲しい香りを選ぶよ」
「セクシーなのにして」
「ユアが?」
「うん」
「それはなんで?」
「オッパを誘惑するの」
「あーい、ほんっと」
綺麗に笑みを浮かべソンウを見上げるユアにソンウは頭を抱える。
「それで、オッパはあまぁいの」
「……いいよ」
「私と一緒にいない時もちゃんとつけてね。それで、僕の彼女が選んだ香水なんです、って言いふらして」
「はあ、まったく、なんでそんなにかわいいの?」
「ふふふ〜、そう?私今日そんなにかわいい?」
「いつもかわいいけど、今日は特に可愛いよ」
「ふふ、そう?そう?でも、正直に言うと、オッパは昨日の方がかっこよかった!」
「こいつッ!」
脇腹をくすぐろうとするソンウに抵抗して身体を丸めたユアに、ソンウは覆いかぶさる。早々に白旗を揚げたユアはにこにこと笑う。
「うそうそ!オッパはまーいにちかっこいい!」
「もう、」
「それでそれで」
「うん?」
「ふたりでおてて繋いで街を歩くんだけど、信号待ちで止まるでしょ?」
「うん」
「そしたら、待ってる間に、一回だけちゅーするの」
「信号待ちの間に?」
「うん」
「人いっぱいいるのに?」
「うん」
「道の真ん中で?」
「……したくない?」
口を尖らせてソンウを見つめるユアにソンウは慌てて首を振る。
「いやいや!したくなくない!…けど!恥ずかしくないの?」
「したくないってこと?」
「したい!」
「じゃあいいじゃん」
口を尖らせたままそっぽを向いたユアの頬を撫でながら、ソンウは苦笑する。
「いいよ、しよう」
「無理矢理ならいいですよ〜だ」
「ふふ、拗ねないで」
「ふーん、どうせちゅーしたいのも私だけですもんね〜」
「そんなことないよ、オッパもすっごくしたい」
「いいですよいいですよーもうしないもーん」
「ごめんね、俺が悪かった。だからもうしないなんて言わないで」
「オッパが悪い」
「うん、オッパが悪い」
ふん、とひとつ息を吐いたユアは唇を噛んだままそろりとソンウと目を合わせる。
「……ちゅー」
「…していいの?」
「………したくないならいいですけど」
「したい、していい?」
「……ん」
拗ねたまま自分を見上げるその瞳に、ソンウは笑みを漏らす。
ゆっくりとかがみ込み、ユアの唇を食む。ゆっくりとほぐれたユアの唇に、ソンウはもう一度自分のものを合わせる。
ちいさなリップ音と共に離れた唇に、ユアの頬は赤くなる。
「キスするたびにそんな可愛い顔になっちゃうのに」
「いつも可愛いでしょう?」
「その顔はえっちな顔なんだって」
「……」
「道端でキスなんかしたら、ユアのその顔を他の男に見られちゃう」
「でも、だってきもちいいんだもん」
「……」
「オッパがえっちなキスをするのが悪い」
「うん、俺が悪い」
頬を染めながら再び尖らせたユアの唇に、ソンウは笑いながらまたひとつキスを落とす。
「……いまのも、オッパが悪い」
「うん、オッパが悪い」
「…もういっかい」
「えっちなやつ?」
「…………っちなやつ」
目を逸らしながら小さな声で囁かれたその言葉に、ソンウはふふ、と声をあげて笑う。
頬に添えた手をするりと首筋へなぞりながら下唇を食むと、ユアの瞼がぎゅうときつく閉じられる。
その様子に含み笑いを漏らしながらソンウは角度を変えてまたひとつキスをする。
唇を吸い上げながら口を離すと、ちゅう、と大きく音が鳴る。それにまた頬の熱を上げたユアは潤んだ瞳でソンウを見上げる。
「……オッパ」
「ん?」
「…もっと、えっちなの」
「……ふふ、わかった」
繋いでいた手をきつく握り返しながら、ソンウはまたユアの下唇を舐め、顔をのぞかせた舌に自分のものを絡ませる。
甘い声をあげ始めたユアに、同室の弟のことが一瞬頭をよぎる。どこまで許されるのか、どこまでなら自分が耐えきれるのか、靄がかかり始めた頭で、ソンウは必死に考えるのだった。
次にドラマに出るならどんな役がしたいか?女優活動も活発に行なっているユアはそう質問を受けた。勿論答えはきちんと言った。「自分と正反対の役がしてみたい」詳細は省くがそんなようなことを。
そうしてそのインタビューの仕事を終え、宿舎に戻ったユアはソンウの膝に頭を預けながら言ったのだ。
「恋人じゃん」
「でもお外で手繋げないもん」
「つなぎたいの?」
「そりゃあね!」
「ふは、繋いであげる」
目尻を下げたソンウにユアも笑顔でソンウの手に指をからませる。
「オッパの恋人役なら、お外で堂々と手繋いで歩けるでしょう」
「ふふ、堂々とおてて繋いでどこ行くの?」
「ん〜〜まずは、地下鉄に乗るの!」
「デート?」
「うん!そんでね。隣の席に座ったオッパの肩に頭乗っけるの」
「ふふ、かわいいね」
「それで、カフェに行って、ケーキ食べて、写真撮るの」
「おたがい?」
「そう!私は、ケーキ撮る振りして、オッパを撮るの」
「あはは、じゃあオッパは堂々とユアを撮るね」
「うん!その次は〜」
「まだやりたいことあるの?」
ユアの顔を覗き込みくしゃりと笑うソンウにユアは得意げに頷く。
「うん!おでん食べるの!」
「屋台で?」
「そう!それで私はタッカンジョンとホットックも食べたいって駄々こねるのね」
「駄々こねちゃうの」
「そう、そしたらオッパはじゃあ半分こね、って買ってくれるの」
「ユアはもうほんっとうにかわいいね」
「でしょ?私はかっこいいオッパを見せびらかせるし、オッパは可愛い私を見せびらかせるでしょ?」
ソンウは笑いながら手を繋いでいる方とは反対の手で膝に乗ったユアの髪を撫でる。
気持ちよさそうに目を閉じるユアにソンウは言う。
「デートプランは終わり?」
「まーだ!」
「ふふ、まだあるの?」
「香水屋さんに行って、オッパに似合う香りを選ぶの」
「じゃあオッパはユアにつけてて欲しい香りを選ぶよ」
「セクシーなのにして」
「ユアが?」
「うん」
「それはなんで?」
「オッパを誘惑するの」
「あーい、ほんっと」
綺麗に笑みを浮かべソンウを見上げるユアにソンウは頭を抱える。
「それで、オッパはあまぁいの」
「……いいよ」
「私と一緒にいない時もちゃんとつけてね。それで、僕の彼女が選んだ香水なんです、って言いふらして」
「はあ、まったく、なんでそんなにかわいいの?」
「ふふふ〜、そう?私今日そんなにかわいい?」
「いつもかわいいけど、今日は特に可愛いよ」
「ふふ、そう?そう?でも、正直に言うと、オッパは昨日の方がかっこよかった!」
「こいつッ!」
脇腹をくすぐろうとするソンウに抵抗して身体を丸めたユアに、ソンウは覆いかぶさる。早々に白旗を揚げたユアはにこにこと笑う。
「うそうそ!オッパはまーいにちかっこいい!」
「もう、」
「それでそれで」
「うん?」
「ふたりでおてて繋いで街を歩くんだけど、信号待ちで止まるでしょ?」
「うん」
「そしたら、待ってる間に、一回だけちゅーするの」
「信号待ちの間に?」
「うん」
「人いっぱいいるのに?」
「うん」
「道の真ん中で?」
「……したくない?」
口を尖らせてソンウを見つめるユアにソンウは慌てて首を振る。
「いやいや!したくなくない!…けど!恥ずかしくないの?」
「したくないってこと?」
「したい!」
「じゃあいいじゃん」
口を尖らせたままそっぽを向いたユアの頬を撫でながら、ソンウは苦笑する。
「いいよ、しよう」
「無理矢理ならいいですよ〜だ」
「ふふ、拗ねないで」
「ふーん、どうせちゅーしたいのも私だけですもんね〜」
「そんなことないよ、オッパもすっごくしたい」
「いいですよいいですよーもうしないもーん」
「ごめんね、俺が悪かった。だからもうしないなんて言わないで」
「オッパが悪い」
「うん、オッパが悪い」
ふん、とひとつ息を吐いたユアは唇を噛んだままそろりとソンウと目を合わせる。
「……ちゅー」
「…していいの?」
「………したくないならいいですけど」
「したい、していい?」
「……ん」
拗ねたまま自分を見上げるその瞳に、ソンウは笑みを漏らす。
ゆっくりとかがみ込み、ユアの唇を食む。ゆっくりとほぐれたユアの唇に、ソンウはもう一度自分のものを合わせる。
ちいさなリップ音と共に離れた唇に、ユアの頬は赤くなる。
「キスするたびにそんな可愛い顔になっちゃうのに」
「いつも可愛いでしょう?」
「その顔はえっちな顔なんだって」
「……」
「道端でキスなんかしたら、ユアのその顔を他の男に見られちゃう」
「でも、だってきもちいいんだもん」
「……」
「オッパがえっちなキスをするのが悪い」
「うん、俺が悪い」
頬を染めながら再び尖らせたユアの唇に、ソンウは笑いながらまたひとつキスを落とす。
「……いまのも、オッパが悪い」
「うん、オッパが悪い」
「…もういっかい」
「えっちなやつ?」
「…………っちなやつ」
目を逸らしながら小さな声で囁かれたその言葉に、ソンウはふふ、と声をあげて笑う。
頬に添えた手をするりと首筋へなぞりながら下唇を食むと、ユアの瞼がぎゅうときつく閉じられる。
その様子に含み笑いを漏らしながらソンウは角度を変えてまたひとつキスをする。
唇を吸い上げながら口を離すと、ちゅう、と大きく音が鳴る。それにまた頬の熱を上げたユアは潤んだ瞳でソンウを見上げる。
「……オッパ」
「ん?」
「…もっと、えっちなの」
「……ふふ、わかった」
繋いでいた手をきつく握り返しながら、ソンウはまたユアの下唇を舐め、顔をのぞかせた舌に自分のものを絡ませる。
甘い声をあげ始めたユアに、同室の弟のことが一瞬頭をよぎる。どこまで許されるのか、どこまでなら自分が耐えきれるのか、靄がかかり始めた頭で、ソンウは必死に考えるのだった。