I WANNA BE WITH YOU 11
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「これ、とってもドキドキします」
「俺も」
「オッパも?」
壁に背を預け、三角座りをしたソンウの上に向かい合わせに座ったユアは、ソンウにぎゅうと抱きつきながら言う。
ソンウの腕もユアの身体に回り、優しく背を撫でる。
「ユアとこんなにくっついてるんだもん」
「ふふ、オッパもドキドキするんですね」
「…俺をなんだと思ってるの?」
「……わんわん」
「なんて?」
「男は狼だって言うじゃないですか、でもオッパはちょっと違うから、かーわいいわんちゃん」
「おーまーえーはまだそんな事言ってたのか!」
抱きしめた状態のまま脇腹を擽られユアはうわッと声をあげる。
「ごっめんなさい!間違えた!オッパは、狼!アオーン!」
「そういうことを言って欲しいんでもなーい!」
「やっだ!も、ごめんなさい!許してッくだ、さい!」
笑いながらもがき苦しむユアを擽り地獄からようやく解放してやると、ユアはソンウの腕の中でくたりと脱力する。
ソンウの肩に頬を預け、上がった息を整えるユアにソンウは静かに天井を仰ぐ。
「そういうところだぞ」
「どういうところ?」
「…オッパの耳元ではぁはぁしないで」
「なんで?」
「なんでだと思う?」
「………なんで?」
「…えっちな気分になるから」
「いまは?」
「え?」
身体を起こしたユアは頬をまあるく赤くして、愉しそうに細めた目でソンウを見つめる。
「ちゅう、してもいいですか?」
「……もっとえっちな気分になっちゃうよ」
「だめなんですか?」
「…困るのはユアなんじゃないの?」
「………狼さん、私を食べちゃうの?」
口元に笑みをたたえながら首を傾げたユアにソンウは目を見開き、フッ、と息を吐くように笑う。
「まったく、この可愛い子うさぎちゃんはオッパをどうしたいのかな?」
「…うさぎはやだ。もっとオッパの腹の足しになる生き物にしてください」
「………じゃあ……子やぎちゃん…?」
「うん、いいよ」
苦笑するソンウにユアはにこにことご機嫌に笑う。首に回していた手を解き、両の掌でソンウの頬を包んだユアはゆっくりと額同士をくっつけ、囁く。
「めしあがれ」