I WANNA BE WITH YOU 11
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ごめんユアヤ、見えちゃったからもう言うけど、トークルームの背景画像ソンウなの?」
バンでの移動中、[隣り合って座っていたジソンはふと視界に入ってきたスマートフォンの画面を見て言う。
言うやいなやバッと反対側へ持っていかれたスマートフォンにジソンは口を尖らせる。
「見ないでください!」
「ヤ〜ちょっとぐらいいいじゃん」
「ダメです!」
「そんな減るもんじゃあるまいし」
「減る!」
大きな声で断言するユアに、後ろの席にいたミニョンが画面を覗き込み笑う。
「しかも寝顔じゃ〜ん」
「ちょっと!」
「俺にも見せてよ」
「ユアチャンカワイー」
「やめてください!マジで減る!」
必死のユアに前の席に座っていたダニエルが振り返り身を乗り出す。
「でもヒョンの寝顔とか何にも珍しくないじゃん」
「お前のもな」
「これは特別なんです〜」
ニヤニヤするダニエルとソンウンにユアは口を尖らせて言う。
「おれそれ答え知ってます」
手を挙げるジフンにバンの中の視線が集まる。
「ヒョンのホーム画面はヌナの寝顔なんすよね」
「フワ〜オ」
「やったー両思いじゃあん」
「普通に一番最後まで寝てるヒョンがヌナの寝顔見ることなんてないじゃないっすか」
「まあユアが寝たあと撮れば……うわ」
「なになに?」
「俺わかっちゃったわ」
ダニエルの静かに悟ったその声とニヤニヤとこちらを見てくるミニョンにユアは頭を抱える。しん、と静まり返ったバンにソンウンの声が響く。
「マジかよお前らお互いの事後の顔撮りあってんの?!」
「………ッ私はまだそうとは言ってないんですけど!」
「これから言うつもりだったの?」
「ッアーもう!うるさい!」
いつかどこかで言ったことのある言葉に同じような返事を貰いユアの顔は真っ赤になる。
「てかお前よくそのユアの写真見て生きて帰って来られたな」
「ヒョン俺が見たこと知らないんじゃないですかね」
「知ってたら死んでるもんな」
「……もうこの話やめません?」