I WANNA BE WITH YOU 11
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「ユアって嫉妬したことあるの?」
新しくルームメイトになったダニエルが、自分のベッドに寝転がりスマホを弄るユアに言う。新しいと言っても、前回の部屋割りからジソンが抜けただけなのだが。
「………ありますよ」
「へえ〜いが〜い」
「当然ありますよ、オッパモテますし」
「ソンウヒョンが嫉妬してるのはまあ見るけど…よく嫉妬されるじゃん」
「私が?」
「いや俺らがだわ」
その言葉に[#da=
は首をかしげる。
「わざと嫉妬させようとしてる時はありますけど……オッパかわいいじゃないですか。でもそんなによくあります?」
「おま、え?気づかないの?」
「え、そんなに?」
「や、考えてみろよ。俺らは男ばっかにお前じゃん。ヒョンが女の子ばっかりのグループにひとりだとしてみ?どう?」
「それは…………しんどい」
ころんと転がりうつ伏せになったユアは自分の腕を枕にして頬を預ける。
「だろ?ソンウヒョンはわかる。でもユアが嫉妬してるってのは、あんまり感じないな〜と思って」
「………私たぶんオッパよりやきもち焼きですよ」
「全然見せないじゃん」
「だってみっともないじゃないですか」
「俺が思うに、ヒョンはユアが嫉妬してる姿が見たい気持ちもあると思う」
「オッパが?」
「俺だったらちょっとは見たい」
眉を顰める(に「どんなことに嫉妬すんの?」とダニエルは楽しそうに言う。
「オッパに関わる全ての者に嫉妬してますよ」
「ものって」
「オッパたちもそうだし、オッパが撫でる犬とか、スタイリストのオンニたちもそうだし。あ〜〜私もオッパの顔触ってお金貰いた〜い!」
「お前プライベートで触り放題のやつがそんなこと言ってんなよ」
ハァ、と一つ大きなため息をついたらユアは腕に顔を埋めて顔を隠す。
「最近なんかミナに嫉妬しちゃって、ほんと、可愛い妹なのに…みっともない」
「ウマチュンの司会?」
「………オッパが1人でお仕事するのは嬉しいけど、寂しいし。そうやって、私が居ないところでだれとなにしたのかな、とか」
もう一度、先ほどよりも長く吐き出されたため息にダニエルは少し考える。
「まあでも、恋愛ってそういうもんだろ。みっともなくてなんぼみたいなとこあんじゃん」
「私オッパが初めてなんです」
「…え、それはどういう…」
「恋愛的な全てのことが」
「オォーナルホド…」
「みんなこんな気持ちになるんですか?」
「…うん」
「ソンウオッパも?」
「そうだと思うよ」
チラリと腕から顔を上げたユアにダニエルは目を細めて笑いかける。
「ニエリオッパ……実は恋愛マスターなんですか?」
「ま、そんなところだな。このニエリオッパになんでも相談しろ」
その言葉に目を輝かせたユアはじゃあ!と、嬉々としてスマートフォンの画面を見せてくる。下着の通販ページを指してユアは訊く。
「赤と黒、ソンウオッパはどっちが好きだと思います?」
「お前………そういうところだぞ」