I WANNA BE WITH YOU 11
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「ヌナ、最近めっちゃかわいくないですか?」
「ジフナ、お前…」
「いやそうじゃなくて!客観的な意見!!」
練習の休憩中、ジフンが鏡に寄りかかりぼーっとしていたかと思えばいきなりそんなことをいう。ジソンがジフンの顔を覗き込みながら宥めると、ジフンも自分の発言の危うさに気づいたのか慌てて訂正する。
ジフンの声を受け、そこにいた全員がユアに視線を移す。練習室の壁に寄りかかりデフィとイヤホンを分けあってスマホを見つめているユアの様子に、ダニエルが言う。
「ん〜でも元々可愛いじゃん」
「可愛くなった、かはわからないけど、最近肌艶はいいよね」
ダニエルの言葉に頷きながらソンウンも自分の意見を言う。
「や、でもやっぱりここ最近は異常に可愛いですよ。カムバしてから特に」
「……お前、ユアは人のもんだぞ」
「だからそうじゃなくて!」
ニヤつきながらなだめるミニョンにあーもー!とジフンは叫ぶ。そこに今まで静かにスマートフォンを弄っていたウジンが口を開く。
「でも、ペンサ会でもヌナめっちゃ可愛くなったねって言われてますよ」
「お?」
「ほら〜!」
「ほんとに、一回のサイン会で片手じゃ足りないほど頻りに最近可愛くなったね、って」
「みんな思ってるんですって!」
「そんな俺たちが鈍いみたいな言い方…」
何とはなしに、再びみんなの視線がユアに向く。
なにやらデフィと会話しながら見せる笑顔に、メンバーたちも思わず唸ってしまう。
「…まぁ、確かに可愛くなったかも」
「ん〜〜認定」
「でもそれってさ〜」
そこまで言ってミニョンは今しがた練習室の扉を開けて入ってきたソンウに視線を向ける。
「アァ〜〜〜」
「そう言うことだよな〜」
「俺らの妹が〜」
一斉に崩れ落ちる兄たちの様子を横目にウジンはスマートフォンに目を戻す。
「なんの話?」
そう言いながら輪の中に入るソンウに「ヒョンの彼女の話」とグァンリンが楽しそうに言う。
「ユア?」
「はい?」
動じることなく答えたソンウに、自分の名前を呼ばれたと勘違いしたユアが返事をする。
その声に驚き兄たちの方を見るデフィ。
ユアを見る兄たち。
一瞬静まり返った練習室に「あー!練習すっぞ!」とソンウンの叫び声が響いた。