3-2話

「Aクラス、Jerry fishユア練習生」

1番に名前を呼ばれたユアは笑顔でミニョンの隣に走っていく。私を呼ばなかったことを後悔させてやる、とデフィには鋭い視線を送っておくことを忘れずに。



他のグループが出来上がっていくのを見ながらミニョンたちとおしゃべりをする。

「なんで私を選んだんですか？」

「逆にデフィがユアを選ばなかったことが驚きだよ」

「またまた〜オッパ、大好きです〜」

「お、俺も愛してるよ〜」

「そこ、いちゃつくな〜」

「ソンウオッパ、一緒のチーム嬉しいです」

「俺も愛してる〜」

「ヒョンは言われてないのに！？」

目尻を最大限に垂れさせながらにこにこと笑うソンウにダニエルが突っ込む。



チームのメンバーを見てみると、ミニョン、ジョンヒョン、ソンウ、ダニエルと、こちらも十分にアベンジャーズなんじゃないだろうか、と言える面子が揃っている。あとは、モデルの方と、個人練習生の歌が上手い方。

と、またまた声が漏れていたらしく、近くにいたジェファンに「ジェファニオッパでいいよ」と笑われてしまった。