続々と入ってくる練習生達にAクラスの練習生たちはどんどん固い表情になっていく。そんな中、ユアは入ってくる練習生達ににこにこ笑いかけ、手を振り、おめでとうと声をかけていた。

「ヨンミンオッパ！」

「おめでとう〜」

「あ！ダニエルオッパ！」

これにはBoAも苦笑いを隠せなかったが、クラスの雰囲気はそれ以上悪くなることはなかったようだった。



「ソンウオッパ、大丈夫ですよ」

好き勝手騒いでいたユアだったが、流石に大声で励ますことはできず、仕方なくソンウの耳に囁いた。

「他のクラスに行っても仲良くしてくれる？」

「も〜なんでそんなに弱気なんですか！私たち上手くできたじゃないですか！」

それでも暗い表情のソンウにユアは身体ををどしんとぶつけながら言う。

「もう、見ててください！オッパはぜっったい私と一緒にAクラスなんですから！」



ソンウまで評価の通知書を貰い、ここまで全員がAクラスに残ることになった。拍手が収まったところでユアの名前が呼ばれる。

「ほら、言ったでしょ！」

笑顔のユアに少し悔しい気持ちになりながらソンウは早く行っておいでと声をかける。

「Aです！！」

BoAの発表を待たずに振り返り叫んだユアに練習室はどかんと笑いに包まれた。

「はい、その通りです。Jerry fishユア練習生、おめでとうございます」

「はい！ありがとうございます！」