9話
夢小説設定
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「どこかで見た顔があると思ったら~~!」
投票用紙を書き終えて練習室に戻るとそこには顔色の悪いソンウがどこか一点を見つめていた。
練習時は活気に溢れていたはずの練習室が今日は通夜のようだったのだが、ユアの一声でその中にも僅かに明るさが戻ったようだった。
肩をぶつけるようにしてソンウのとなりに座る。
「再評価の時Aクラスから落ちるんじゃないか心配でメンタルバッキバキだったソンウオッパだ~~お久しぶりです~」
「ユアヤ、元気だね」
「え~い、ウリオッパ~私が言ったじゃないですか~絶対大丈夫だって」
そう言ってソンウの手を握ったユアだったが、ユアが握ったその手をソンウがわざわざ恋人繋ぎに直したことなんて、鈍いジェファンとグァンリン以外はみんな気づいてしまって、彼らにとってこの練習室の居心地は更に悪いものとなった。
集計を待つ間、投票中よりはまだマシになった空気の中でそういえば、とジェファンが発言する。
「俺ユアがヨロジョ踊れるってきいたんだけど?」
「踊るにはまあ…踊れますよ」
「まって、ジソンイヒョンがショータイムの振りも入ってるって言ってたよ」
「入ってるってほどでは…」
「え、でも凄いじゃん」
「お?これはもしかして?みんな私の名前を書いてないな?」
「いやそういうことじゃなくて、純粋に凄いなと思って」
「みんな一回ずつ動画見たじゃないですか。そりゃ何回も見ないと細かいところとかはわからないですけど」
「いっかいで...」
「ウジニなんかも一回見れば十分なんじゃないの?でしょ?」
「いや、俺は違いますけど」
そう…?謙虚ね、と呟いたユアは暫く何かを考えていたかと思うと、カメラの横にいた監督に真剣な表情で話しかけた。
「私さっき、ジェファニオッパの名前を投票用紙に書いたと思うんですが、書き直してもいいですか?」
真摯な願いも虚しく、監督は手でXを作ったため、ユアは残念そうに「あぁ…」と漏らす。
「オッパ…私が違うグループに行ってニエリオッパと仲良くしてても泣かないでくださいね」
「ヤーヤーヤー!俺もお前の名前書いたって!」
茶番を演じ始めたユアをジェファンが慌てて止める。
「冗談ですよ」
カラカラと楽しそうに笑ったユアは後ろへ倒れこみ練習室の床に寝転がり、はぁーと大きく息を吐いた。
「黒か赤か…………ソンウオッパ、私にはどっちが似合うと思います?」
ジェファンの謝罪が練習室に響き渡ったことで練習室の空気はまた少しマシになった気がした。
投票用紙を書き終えて練習室に戻るとそこには顔色の悪いソンウがどこか一点を見つめていた。
練習時は活気に溢れていたはずの練習室が今日は通夜のようだったのだが、ユアの一声でその中にも僅かに明るさが戻ったようだった。
肩をぶつけるようにしてソンウのとなりに座る。
「再評価の時Aクラスから落ちるんじゃないか心配でメンタルバッキバキだったソンウオッパだ~~お久しぶりです~」
「ユアヤ、元気だね」
「え~い、ウリオッパ~私が言ったじゃないですか~絶対大丈夫だって」
そう言ってソンウの手を握ったユアだったが、ユアが握ったその手をソンウがわざわざ恋人繋ぎに直したことなんて、鈍いジェファンとグァンリン以外はみんな気づいてしまって、彼らにとってこの練習室の居心地は更に悪いものとなった。
集計を待つ間、投票中よりはまだマシになった空気の中でそういえば、とジェファンが発言する。
「俺ユアがヨロジョ踊れるってきいたんだけど?」
「踊るにはまあ…踊れますよ」
「まって、ジソンイヒョンがショータイムの振りも入ってるって言ってたよ」
「入ってるってほどでは…」
「え、でも凄いじゃん」
「お?これはもしかして?みんな私の名前を書いてないな?」
「いやそういうことじゃなくて、純粋に凄いなと思って」
「みんな一回ずつ動画見たじゃないですか。そりゃ何回も見ないと細かいところとかはわからないですけど」
「いっかいで...」
「ウジニなんかも一回見れば十分なんじゃないの?でしょ?」
「いや、俺は違いますけど」
そう…?謙虚ね、と呟いたユアは暫く何かを考えていたかと思うと、カメラの横にいた監督に真剣な表情で話しかけた。
「私さっき、ジェファニオッパの名前を投票用紙に書いたと思うんですが、書き直してもいいですか?」
真摯な願いも虚しく、監督は手でXを作ったため、ユアは残念そうに「あぁ…」と漏らす。
「オッパ…私が違うグループに行ってニエリオッパと仲良くしてても泣かないでくださいね」
「ヤーヤーヤー!俺もお前の名前書いたって!」
茶番を演じ始めたユアをジェファンが慌てて止める。
「冗談ですよ」
カラカラと楽しそうに笑ったユアは後ろへ倒れこみ練習室の床に寝転がり、はぁーと大きく息を吐いた。
「黒か赤か…………ソンウオッパ、私にはどっちが似合うと思います?」
ジェファンの謝罪が練習室に響き渡ったことで練習室の空気はまた少しマシになった気がした。