はじまり
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私の名前はあかり
派遣社員として工場で働いている社会人だ
彼氏もおらず、休日は友達と遊びに行くなんて事もなく、家でダラダラと過ごす毎日
「はー疲れた」
何もせず、ただ横になっているだけでも疲れる
こんな何もない人生、私は生きている意味があるのだろうか
きっと私がこの世からいなくなっても世界は回り続けるのだろう
なんの為にみんな働くんだろう
生きるため?
じゃあなんの為に生きているんだろう
そんな事をよく考える
ただ何もない。いつも通り仕事へ行く。そんなある日の朝だった
「あかり先輩!私ここの七頭龍神社に行きたいんです!一緒に行ってくれませんか?!」
神社のサイトが開かれたスマホを持って元気に話しかけて来たのは、同じ会社の後輩のくみちゃん
ウェーブのかかった栗色の髪で細身な可愛い女の子
私より後に派遣社員として入って来たのだが、今では社員の仲間入り
この子を見ると時々自分が惨めな気持ちになるが、くみちゃん自身は悪い子ではないので誘われたら一緒にご飯を食べに行ったりする仲である
「七頭龍神社?それって縁結びの神社だよね。くみちゃん結婚して旦那さんもいるのに必要ないんじゃ...」
そう。くみちゃんは既婚者で夫がいる。私からすると全て持っている羨ましい子だ
「いやー!私子供が欲しいんですよ!その神社って縁結びで有名なんですけど、子宝にも恵まれるらしいんですよ!でも一人じゃ寂しいし...」
上目遣いで私を見る
「だからあかり先輩、一緒に行きましょうよー!」
こうやってくみちゃんに頼まれると大抵断れない私
「わかった。じゃあいつにしようか?くみちゃんはいつが大丈夫?」
私は常に予定が無いので、いつも相手に合わせるのが大抵の流れである
「えーっとじゃあ今週の土曜なんてどうですか?!あかり先輩は空いてますか?!」
「うん大丈夫。時間は何時にしようか」
スケジュール帳も見ず即答で答える
「じゃあ時間は11時でどうですか?!」
「うん大丈夫。じゃあ土曜日11時に七頭龍神社で待ち合わせで良い?」
また即答で答える
「はい!大丈夫です!じゃあ土曜日楽しみにしてますね!」
そう言ってぴょこぴょこと歩きながら自分の持ち場に帰っていった
「七頭龍神社かー」
凄いパワースポットだという事でテレビで特集されていた神社だ
そんな凄いパワーがある神社なら、私のこの何もない日常を変えてくれるだろうか
ただ、普通の幸せが欲しい
私は少しの期待と少しの面倒な気持ちの中、土曜日までの間をいつも通りに過ごした
派遣社員として工場で働いている社会人だ
彼氏もおらず、休日は友達と遊びに行くなんて事もなく、家でダラダラと過ごす毎日
「はー疲れた」
何もせず、ただ横になっているだけでも疲れる
こんな何もない人生、私は生きている意味があるのだろうか
きっと私がこの世からいなくなっても世界は回り続けるのだろう
なんの為にみんな働くんだろう
生きるため?
じゃあなんの為に生きているんだろう
そんな事をよく考える
ただ何もない。いつも通り仕事へ行く。そんなある日の朝だった
「あかり先輩!私ここの七頭龍神社に行きたいんです!一緒に行ってくれませんか?!」
神社のサイトが開かれたスマホを持って元気に話しかけて来たのは、同じ会社の後輩のくみちゃん
ウェーブのかかった栗色の髪で細身な可愛い女の子
私より後に派遣社員として入って来たのだが、今では社員の仲間入り
この子を見ると時々自分が惨めな気持ちになるが、くみちゃん自身は悪い子ではないので誘われたら一緒にご飯を食べに行ったりする仲である
「七頭龍神社?それって縁結びの神社だよね。くみちゃん結婚して旦那さんもいるのに必要ないんじゃ...」
そう。くみちゃんは既婚者で夫がいる。私からすると全て持っている羨ましい子だ
「いやー!私子供が欲しいんですよ!その神社って縁結びで有名なんですけど、子宝にも恵まれるらしいんですよ!でも一人じゃ寂しいし...」
上目遣いで私を見る
「だからあかり先輩、一緒に行きましょうよー!」
こうやってくみちゃんに頼まれると大抵断れない私
「わかった。じゃあいつにしようか?くみちゃんはいつが大丈夫?」
私は常に予定が無いので、いつも相手に合わせるのが大抵の流れである
「えーっとじゃあ今週の土曜なんてどうですか?!あかり先輩は空いてますか?!」
「うん大丈夫。時間は何時にしようか」
スケジュール帳も見ず即答で答える
「じゃあ時間は11時でどうですか?!」
「うん大丈夫。じゃあ土曜日11時に七頭龍神社で待ち合わせで良い?」
また即答で答える
「はい!大丈夫です!じゃあ土曜日楽しみにしてますね!」
そう言ってぴょこぴょこと歩きながら自分の持ち場に帰っていった
「七頭龍神社かー」
凄いパワースポットだという事でテレビで特集されていた神社だ
そんな凄いパワーがある神社なら、私のこの何もない日常を変えてくれるだろうか
ただ、普通の幸せが欲しい
私は少しの期待と少しの面倒な気持ちの中、土曜日までの間をいつも通りに過ごした
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