俺らBuster Bros!!!には実は秘密にしていたことがある。
それは…


















本当は兄ちゃんの上にももう1人兄ちゃんがいるってことだ!
俺らの愛してやまない兄ちゃん名前はゆうき
兄ちゃんはゆきって呼んでて俺と三郎はゆきにいって呼んでる

なんで俺らが愛してやまないかと言うと、俺ら四兄弟の長男でありながら男らしいというよりもどこか母親のような包み込む優しさがあるからだ

兄ちゃんが父親なら、ゆきにいは母親
かっこいい兄ちゃんと美人なゆきにい
俺は兄ちゃんよりもゆきにいに似ているようで、ゆきにいの前では言われないが兄ちゃんと三郎には裏で羨ましいとつらつらと文句を言われることもある

ここだけの話、俺はこの自分の顔が好きでもある
正直興味ないが、学校の女子にもかっこいいって言われることがあるし、街中では年上の人にチラチラと見られることもある
実際ゆきにいといるとその視線は増加するので本当はゆきにいを外に出したくない
誰にもみて欲しくないし、視界に入るのは俺ら兄弟だけでいい

出来るだけ外に出なくていいように買い出しなどがあれば分担して手伝うし、生活費なども兄ちゃんが沢山稼ぐようになった

その状況があまり嬉しくないゆきにいは頻繁に俺たちに手伝うことはないかと確認をしに来る




「ねぇ二郎、俺になにか出来ることはないかな?」

「いや、ゆきにいはいてくれるだけでいいんだよ」

「でもねぇ… 兄ちゃんが何もしないのは良くないだろう?」



ほら始まった
ゆきにいは本当にいてくれるだけでいいのに俺たちだけが何かしてるって言うのをあまりいいとは思わない



「俺らももういい大人なんだから任せてくれよ」

「えーでも俺から見たら全員俺の可愛い弟だし、まだまだ子どもだと思うけどな」



うんうんと頷きながら話していくゆきにい
はぁー兄ちゃん早く帰ってこねぇかな…
こうなったゆきにいの事を止めるにはやっぱ兄ちゃんしかいない
兄ちゃん帰ってきてくれ…!


ーガチャー

帰ってきた…!!

「兄ちゃんおかえり…!!」