Buster Bros!!!弟主
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「一郎にぃちゃん」
俺の後ろをちょこちょこと歩く可愛い少年
黒髪で俺たちとお揃いの黒子のある顔がちょっと二郎寄り(色っぽい顔)なこの子は俺ら四兄弟の末の弟
かわいいかわいい俺らの弟、その名をなつきと言う
ちなみに13歳
俺たちよりもかなり背が低く幼く見えるが三郎と年子である
俺はなぁちゃんと呼んでて二郎と三郎はなつきちゃんって呼んでる
目に入れても痛くないとはまさにこの事
『おーどうしたなぁちゃん』
「えっとね、いつも僕のこと大事にしてくれてるからそのお礼にこれ、貰ってくれる?」
そう言って差し出されたのは少し大きめな箱だった
『これ貰ってもいいのか?』
「うん!だって僕が一郎にぃちゃんにあげよーと思って買ってもらったんだもん」
こんなのでごめんね、って言ってくるがはてさて何がいったい入っているのやら…
まあ俺的にはなぁちゃんが選んでくれたものなら何でも嬉しいが
『開けてもいいか?』
「一郎にぃちゃんにあげたのだから好きにしていいよ」
ガサガサと俺が箱を開ける音が部屋に響く
にこにこと嬉しそうに俺の反応を待つなぁちゃん
そういや今日はやけに静かだと思ったが、二郎と三郎はどこに行ったんだ…?
『…おぉぉぉぉぉぉ!!!!なぁちゃんこれどうしたんだ!?』
思わず俺の顔がにやけてしまったが、まさかなぁちゃんがこんな物をくれるとは思わなかった
『なぁちゃんが俺の大好きなキャラのフィギュアくれるなんて…こんな高いものどうしたんだ?』
「僕がね、一郎にぃちゃんの為にプレゼント買って貰ったんだ!」
『……ん?なぁちゃん兄ちゃんバカだからさ〜今の話じゃ誰に買って貰ったか分かんねーな。…これ、誰に買ってもらったんだ?なぁちゃんじゃねーのか?』
「えっとね、僕の彼氏が…おねだりしたら買ってくれ『二郎、三郎集合しろ!!!!!!!!』えっ?」
ドタドタドタドタドタドタ
バンッ!
「どうしたんだ兄ちゃん」
「どうしたんですかいち兄」
『なぁちゃんに彼氏という不届き者が付きまとっているみたいだ』
「「なんだって!?」」
二郎と三郎が2人してなぁちゃんを見るから怯えている
「う、え…?彼氏…だめ?」
『「「うっ…」」』
うるうるとした瞳に見つめられると気持ちが揺らぎそうになる
いやしかし、こんな可愛い弟が何処の馬の骨とも知らぬ男に取られるなんて許せねえ
俺は萬屋もやっているし調べるのはお手の物だからな
なぁちゃんから情報を得て裏でこっそりと…
『なぁなぁなぁちゃん、その彼氏とやらはいつから付き合ってるんだ?』
「えっと…言っても怒らない…?」
『「「怒らないよ!」」』
さすが俺らBuster Bros!!!息ピッタリだな
てかこんなに可愛いなぁちゃんを怒れる奴がいるなら教えて欲しい
『何歳の人なんだ?』
「んーと、今ね29歳…かな?」
『「「なにぃ!?」」』
は、ちょ、まてまてまて!29歳!?
こいつまだ13歳だぞ!?
しかも俺よりも10も歳上じゃねぇか!
しょ…ショタコン…じゃ、ねぇ…よな…?
てかどこで知り合ったんだよ!!!!?
「どっちから告白したんだ?」
いい質問だ二郎、そのまま情報を引き出せ…!
「えっと……恥ずかしいんだけど僕から…かな」
『ジーザス!!!!』
なんてこった…こんな羨ましいと思ったことがねぇぐらいそいつが羨ましい
いや、本気で、血が繋がってるってのも嬉しいっていうか誇らしいっていうかそんな風に思ってたがそれ以上かもしれない
出来ることならこんな言葉をなぁちゃんの口から聞きたくなかった
「何してる人なの?彼氏って」
おお、本質に迫る質問
さすが三郎、俺らBuster Bros!!!の頭脳
「えーっとサラリーマン?ってやつだと思う
医療系のメーカーで働いてたはずだよ」
忙しくて中々会えないんだけど…と恥ずかしそうに言う顔がまた可愛い
いや、ちょっと待て…
勘違いならいいが、知り合いに思い当たる人が1人いる…
二郎と三郎に目配らせすると2人もそうなのか目が合った
「なつきちゃんその人に会えたりすっかな?」
「えっと…多分仕事終わってると思うから電話してみるね」
プルルルルルプルルルルル
電話のコールする音が聞こえる
想像のついたその人かもしれないことに震えが止まらない
あの人はそういった人ではないはず……少し危ない感じはするけど
「…あっ!もしもしなつきです」
突然電話しちゃってごめんねーといつもの声色と違い、俺たちに甘える時と同じかもしくはそれ以上の甘い甘い声を出すなぁちゃん
ああああああああかわいい、かわいいよ、なぁちゃん…
「うん、うん待ってる」
そういった後で電話を切る
『なんて言ってたんだ?』
「明日休みだから丁度迎えに来ようと思ってたみたいで近くにいるから会ってくれるって!」
え、明日休みだからって迎えに来るって何事?俺らの大事な大事ななぁちゃんに(自主規制)とか(自主規制)とか夜通しするつもりじゃねえよな、あ゙ぁ゙ん?
ボソボソ
『(なぁ、なぁちゃん騙されてるとか遊ばれてるとかじゃねーよな?)』
「(兄ちゃん心配になる気持ち分かるよ…なつきちゃんすぐに知らない人にも着いてくから…)」
「(いち兄、もし仮にそうだったとしたら僕がそんな男捻り潰してあげますよ)」
そう話し合っていると
ピーンポーン
「あっ!来た!」
パタパタとスリッパを鳴らし玄関へ向かうなぁちゃん
何だかバカでかい声と小さな声が聞こえてくる
「兄ちゃん嫌な予感がする」
「いち兄嫌な予感がします」
『あぁ俺もだ…』
「……ねぇ〜行こ?一郎にぃちゃんもじろにぃも三郎にぃちゃんにも会ってほしいの!」
「い、いや…でも俺殺され…」
「だぁーいじょうぶだって!なんかあったら俺っちがなっちゃん守ってあげるからさ」
「その前に俺を守れよ!!」
あぁ…やっぱりこの声は…
「ねぇ、連れてきたよ!僕の恋人!独歩さんとそのお友達の一二三さんだよ♡」
ビンゴー!!!!
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