00 宇宙世紀
夢小説設定
設定ストーリーの都合上名前が複数出てくる為、
前世の名前以外は固定です。
以下、
エステル・ヴェセーラ(〜U.C.0068)
アラヤ・ストロム(U.C.0068〜)
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「おい!いったいどうなっているんだ!!!」
「そ、それが…先程、ジオン・ズム・ダイクンが…崩御されました!!!」
U.C. 0068 宇宙に衝撃が走った。
「ぁ…あぁ………何故だ……ダイクン…」
人々が地球から宇宙へ居住地をシフトチェンジを始めた時代。
目の前で膝から崩れ落ちた男もまたスペースノイドの1人。
そしてそれを見つめる私も。
「トーレス様、いかがなさいますか…?」
「……サイド3へ戻る。妻を迎えに行かねば。こうなれば我々も危ないはずだ。……ザビ家がどう動くか…」
青ざめた顔で男…私の父であるトーレス・ヴェセーラが答える。
独立を宣言したジオン共和国で父は技術者として活躍していた。そして同時に研究者としても様々な分野に着手し、研究・開発を進める飽くなき探究心を持った人間だ。
「し、しかし…あちらへ戻るのも危険です!」
「では妻を見捨てろと言うのか!!!どうするか聞いたのはお前だろう!」
「ですが…」
父と部下のやり取りを静観していたが、これでは先に進まない為口を挟む。
「…父様、私はどうしますか?」
「…お前は、ここに残りなさい。私に代わってここへ来た目的を果たすんだ」
私達は今日、サイド6に到着したばかり。
品種改良を重ね、収穫までの期間を大幅に短縮、かつ長期保存可能な食用植物の普及を進めていた。(主にイモ類)
そして今日はその話し合いを行う日だった。
「トーレス様、エステル様はまだ子どもで…」
「トーマス、私は大丈夫」
心配する父の部下、トーマスを手で制する。
「エステル、すまない。…だが、お前は私の娘だ。必ず成功すると信じている。トーマス、私が戻るまで、娘を頼むぞ。」
父に力強く抱きしめられると、それに合わせるように私も腕を伸ばして抱きしめ返した。
…これが最後になる。
誰もがそう確信した。
急ぎの事だった為、特別に輸送機でジオンへ向かう事になった父を見送る。
「エステル様、大丈夫ですか…?」
私の隣でそわそわとこちらの様子を伺うトーマス。
「大丈夫です。…それよりトーマス、これからの事を話し合いましょう。」
「えっ?」
切ない気持ちはある。
私をとても愛してくれた、良い家族だと思う。
しかし、悲しむ暇は無い。
これからがとても重要になる。だからこそ話し合わなければならない。私達が、生きるか死ぬか、その選択が迫られているのだから。
私の名前はエステル・ヴェセーラ。
そして、一つ重要な事実がある。
"私はエステルではない"