第一章
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早朝の氷帝学園。いつもは賑やかな氷帝も、朝だとその賑やかさも落ち着いており、さわかな空気のもと静寂が立ち込めていた。
「はー……だりぃ」
「あたけ。おはよう」
「おううめ。今日からマネージャーかー。まつは?」
「いやまだ会ってない」
そう言い重い足取りの元、私たちはテニス部の部室を開ける。中にいた部員に挨拶をした後、机上にあるものに驚いた。
そこにはすでに、日誌らしきものが開かれており、ドリンクやタオルが準備されていた。
うめと顔を合わせていたら、ガチャっと音が鳴り、現れたのまつだった。
「おはよったけ、うめ」
「まつ!これ、まつが?!」
「これってドリンクとかのこと?パパッとやっちゃった。それより、コート整備一緒にしよう」
「パパッとできるクオリティなのこれ」
「まつの新たな一面をみたぜ」
感心しているとまつからまた声がかかり、一緒にコートへと向かった。
ぞくぞくと他のテニス部員がやってきて、もろもろの準備されていることに驚かれた。「ほんとに来たんだ」とか失礼な声が聞こえたので、とりあえずキレておいた。
跡部たちが簡単にコートのことや備品とかを説明してくれた。私たちは覚えることの多さに目が回りそうだった。けど、やると決めたからにはあきらめたくない。何よりテニス部に情けないところを見られるのも嫌だった。
まつはマネージャーとしての経験があるのか、要領よく覚えていった。覚えたまつからうめと共に教わりながらやっていっている。
にしても氷帝テニス部何人いるんだよ!!多すぎだろ!!
氷帝マネージャーとしての日々が始まった。