PokémonSS
Name change !
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ナマエがジムリーダーを辞任した。なんでも、後任はもう決めていてジョウト地方から越してくるとのことだ。いつの間にそんな話を進めていたんだ。
手落ちなく準備は進めていたらしく、僕が知った時には既に全てが上手く収まっていた。そんなところで日頃の優秀さを発揮しなくてもいいのに。
「いつ戻って来るんだ、ナマエ」
呟いた言葉は虚しく空に溶けていく。メタグロスたちが憐みの視線を送って来ているのを感じる。
ジムリーダーを辞任したと聞いた時、てっきりついに社長夫人になる覚悟を決めてくれたのかと思った。
いつナマエが来てもいいように準備したのに、彼女が向かった先はこのカナズミシティのデボン本社でなく、まさかの遥か彼方のパルデア地方。
『かつてシンオウ地方にいたノーマル・ゴーストタイプのゾロアークが、パルデア地方で目撃されたらしいから行ってくる！』
その言葉と共に、オオスバメに乗ってトウカシティを颯爽と飛び去って行ったらしい。ノーマルタイプのエキスパートだから興味を持つのは分かるけど。それにずっと、かつて存在していたと伝わるゾロアークに会いたいとか言ってたもんな。
「ボクも、パルデア地方に行こうかな」
なんか鋼・ドラゴンタイプの新種のポケモンも発見されたみたいだし。ナマエもいるし。
うん、ありだ。
名案過ぎる。一度思い立つと、もうそれ以外の行動が全て愚策にしか見えない。
何で今まで気が付かなかったのだろう！あっちから来ないなら迎えに行くまでだ。
「オヤジ！パルデア地方にちょっと行ってくる！」
思い立ったが吉日！爆速で仕事に区切りをつけ、エアームドに乗ってボクはカナズミシティを飛び去った。
