PokémonSS
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今日の空はどこまでも蒼が広がっている。
雲一つない空を駆け回るのが楽しいのか、相棒のペリッパーとカイリューがいつもよりも嬉しそうだ。
ナックルシティの宛先には運び終えた。さあ、次はどこがいいだろうか。
「おっ、今日も精がでるなナマエ!」
次の宛先を確認していると、竜の影と共に彼の明るい声が降って来た。
見上げるとフライゴンに乗った彼がいた。
「キバナさん!お疲れ様です!」
「おう!今日のペリッパー便、ナックルシティの分は終わりか?」
「はい。ちょうどいま終えたところです」
「次の場所は?」
「今考えてます」
「それじゃあ、ターフタウンなんてどうだ?オレ様がこれから向かうところなんだが」
「ターフですか、ちょっと待ってくださいね」
カイリューが持っている荷物のリストを見せてきた。宛先と荷物の量を確認する。うん、丁度よさそうだ。距離としてもナックルシティからは近いし問題ないだろう。
「はい!行きましょう!」
私が告げると、キバナさんが白い歯を見せて無邪気に笑った。
「っしゃあ、決まりだな!このオレ様との空旅、ありがたく思えよー!」
「いえーいキバナ様と空旅―」
「お前見事な棒読みだなあ。ほら、行くぞ!」
「はい!って、ちょっと待ってくださいよ!」
いきなりすごいスピードで空に昇るフライゴン。相変わらずお早いこと。慌ててカイリューに飛び乗り、ペリッパーも私の横についてくる。
なんとかキバナさんの元にたどりつくと、ほら記念に一枚と、スマホロトムに声をかけている。え、これ私も写りますか?!
慌ててピースサインを向ける。ペリッパーやカイリューもカメラに目線を送った。
「ははっ、お前っていっつもピースだよな!」
良い笑顔じゃねえかなんて言いながら、嬉しそうに写真を見て笑うキバナさん。
本当に、ドラゴンストームの名にぴったりな嵐みたいな人だ。