フェルム地方出身
天上の花束
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混沌の中、静かに目を開ける。
今まで数多くの喜び、怒り、哀しみ、楽しみを耳にしてきた。今日はその哀しみの声が多く響いた。
心からの叫びが聞こえる。
己が見定めた一人の人間は、己の望むもの以上のものを魅せてくれた。
宿命、運命。それは確かにあるかもしれない。だが、それらをどう捉え、選択し歩むかは、己次第だ。
これからの生をどう歩むか。それをまた見せてくれ。
その想いをのせた神が嘶き、世界が揺れ動いた。
世界の動きに合わせ、時間と空間が動く。
二匹が呼吸するたび、一つの時間と空間が閉じ、新たな時間と空間が膨れ上がっていく。
影の一匹は世界の裏側から、それらを安定させていく。
心をつかさどる三匹は、人々の心に囁いた。
一つの世界が閉じ、新たな世界が幕を開けた。