フェルム地方出身
第三章
名前変換
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「シンオウ地方とは。これまた遠くじゃのう」
「そんなに遠くなんですか?」
あれからハギさんの家に戻り、バーネットさんと話した内容を伝えた。シンオウ地方に行こうと思っていることも。
快く行っておいでと言われたが、どうやって行こうかと考える。一度行ったところであれば、エーフィのテレポートで飛べなくはないのだが、全くの未開の地だ。
とりあえず今日の食材の調達をしようとトウカシティを歩いていたら、明るい声がかけられた。
「この前、トウカの森で助けていただいた方じゃないですか!」
「あ、貴方は!この前ぶりです。もう持ち物は取られたりしていませんか?」
「大丈夫だよ。いやーあの時は助かったよ。俺達、バトルは全くといってしないからさ。テッカニンの大群の時もどうなるかと、」
「おーい。女の子ひっかけて、何してんだー?」
「ちげえって!ほら!この子だよ。この前言った、めっちゃ強いガブリアスを連れている子!メガシンカもできるんだぜ」
この前トウカの森で出会った人に再会した。メガシンカ?どこかで聞いたきもするが。
近くにいた人たちはどうやら彼の仲間らしい。賑やかな人たちが私たちの元に来る。突然の多くの人に、ガブリアスたちが少し警戒した。
「君が日程表を取り返してくれた子か。ありがとう。僕たちは旅芸人でね。色々な地方を回っているんだ」
「ネリネといいます。皆さんで、色んな地方を?」
「ああ。ホウエン地方の最後の予定だったトウカシティに来て早々、彼が謎の人に何を勘違いさせたのか、旅券にもなる日程表を盗まれてしまったんだよ」
「そうだったんですね」
「ほんと、用心棒でも欲しいくらいだよ」
どうやら彼らは、ポケモンを連れてサーカスのようなものをしている旅芸人の一座らしい。
トウカシティでの出し物は終わり片づけを済ませたのか。何やら多くの荷物を抱えている。
「ほら突っ立てないで。次のシンオウ地方に向けて私たちも買い出ししないと!」
「はい姉御!」
リーダー格っぽいお姉さんが、声をかける。ん?今、なんと言った?
「シンオウ地方に、行くんですか?」
「ああ!次はシンオウ地方の予定なんだ」
ほら、と日程表を示してくる。確かにそこにはシンオウ地方と書かれていた。
これは、チャンスでは。そう思い、ガブリアスたちと顔を突き合わせる。一か八かだと思い、あのと声をかける。
「もし、よろしければ。ご一緒することは可能でしょうか?」