フェルム地方出身
第二章
名前変換
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「ツワブキさん、ありがとうございました」
「力になれずすまない」
「そんなことありません。新しく分かったこともあったので、大収穫です!」
そう笑って力こぶをつくる。そうでもしないと、どんどん不安におかされていく気がする。ツワブキさんも、笑ってくれた。
「アローラ地方のバーネット博士からも何か話が来たらすぐ伝えるよ」
「ありがとうございます」
別れをつげ、デボンコーポレーションを後にする。
空は夕暮れ時になっている。スバメの群れが、空をかけていた。
夕飯の食材、買わないと。そう思い、足をすすめる。ブラッキーとエーフィが心配そうに見上げてくる。大丈夫というように撫でると、ガブリアスも自分もというように伏せてきた。フカマルのときのように甘えてくるガブリアスに口元がゆるむ。
私は一人じゃない。この子たちがいる。何とか道はあるはず。そう思うと、力が湧いてきた。
ホウエン地方で採れる石と同じ成分も見られる。それに、134番水道の付近を漂っていたこと、漂ってから時間もそんなに経っていなさそうであったことから、幻島のように見つかっていないだけで、存外ホウエン地方の近くに存在している可能性もあることを告げられた。
「よーし。動かなけれな始まらない!まずは夕飯の買い出しだね!」
行くぞーと告げ、パートナーたちとトウカの森の方に向かった。