フェルム地方出身
第二章
名前変換
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ツワブキさんの言葉に固まる。どういうこと?
「誰も知らない?存在しないということ、ですか?」
「うむ。分からんが。解析の結果では、今把握されている地方のものと一致するものがなかった成分があった。そのフェルム地方は、幻島のようなものなのか何なのか。だが一切データがないというのも不思議なものだ」
それに、とツワブキさんは続ける。
「君のIDやポケモン。エラーがでることや、モンスターボールが反応しないのは、もしかしたらだが」
ツワブキさんの言葉が詰まる。いや、そんなことがあり得るのか、だがと呟いている。
話を聞いていて、思いあたったこと。にわかには信じがたい。だが、そうとしか言えないのではないかとも思えてくる。
馬鹿げていると笑って欲しい。違うと否定してくれることを期待して、私は思ったことを口にしてみた。
「……そもそも、世界が違う可能性があるということですか?」
「ああ。異次元、とでもいうのだろうか」
なんてことだ。
私は、違う世界に迷いこんでしまったの?
「こういうのに詳しい博士が、イッシュ地方に、いや、今はアローラ地方の可能性もあるか。そこにいる。連絡をとってみるよ」