彼女の生態

彼女の生態

“その名はプリン”

「プリン!!!!」
「だから無いって。ゴメンは言ったろ!!」
常日頃から糖分を欲しがる目の前の彼女
どうやら今日はプリンな気分だったらしい
だから、な
俺はエスパーじゃねぇんだよ!!!!
「プリン、プリン、プリン、プリン、プリン」
ちょっと呪いみたいになってるって
怖ぇよ
目も据わってるし
「本当に悪かったって」
「プーリーンー」
だからプリンは無いって
待てよ、確か
1日1個て言っておいたから
「あ、あるじゃん」
「プリン♪」
「ゼリー」
今時は4個パックと言うお得なゼリーもあったりする現代
3個パックもあるけどさ
(小さなゼリーは目を離した隙に全部喰われたし)
だからカップのゼリーにしないとコイツの胃袋には対抗できなかった
しばらくゼリーを睨んでいたけど台所?へ歩き出した
「おーい」
まさか、作る気じゃ
「ゼリー♪」
スプーンかよ!!
「ゼリー♪ゼリー♪」
ま、いっか
明日プリン買ってこよ


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