彼女の生態
彼女の生態
“スッピンはどこに”
会社でよく見かける女性の会話の一つ
化粧品
今では男もしているらしいが俺はと言うと
男性用化粧品と言われても何一つピンと来るものは無い
あってもニ●アとか髭剃りクリームくらい
(もはや呼び難いかもしれない)
「無い」
「何がー?」
そんなこんなで帰宅した際に気付いたのが
彼女の化粧品が無いと言う事
洗面所も寝室も見たけどそれらしきものは見当たらない
使ってない?
そこで彼女に事情を話すと洗面台の収納スペースの一つを開けて見せた
中には2、3本のボトルがあった
(多分スキンケア的なもの)
「これだけ?」
「そう♪」
想像と違う
もっと大量に出てくるかと思った
奥に入ってる固形物は《バスソルト》なるものだった
「化粧は?」
「別のポーチに入ってるよ♪」
見せてもらったけどこれまた小さなポーチ
会社で気付いた時に気になってスマホで検索かけたら結構な大きさのポーチが並んでたけど
最低限のものが入っているだけでスペース的に余裕がある
「そういうもんなんだ」
「そういうもんだよ♪」
そもそもスッピンも化粧後も見分けがつけられないんだけど