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RK

膝貸して、とだけ言ってルキはおれの部屋に入り込みおれをベッドに座らせた。
おれの太腿に頭を乗せると、おれの腹に顔を埋めて縋りつく。

(困ったな、何もできない)

身動きを封じられて多少は困ったが、滅多に素直に甘えない恋人が甘えてくれているのだから、気分は良かった。

何かあったのか知らないけれど、ルキの金髪を撫でてやる。手入れのよく行き届いた髪は柔らかく、さらさらとしている。

「…」

ルキはなにか言いたげに声を詰まらせるが、その声帯を震わせることはなかった。

でもそれでいいのだ。今のおれにできることは待ってやることくらいだから。



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