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麗は常に良い香りがする。
ライブ中も、隣で話すときも、ふとした時に。
その香りは、妖艶だが女性的過ぎず、一方でどこか落ち着くような、良い香りだ。
「麗っていつも香水つけてるんだね。いいニオイ、どこの?」
純粋な疑問を何となく口にしたおれに対して、麗はおれをきょとんとした顔でじっと見た。
「俺香水付けてないけど…」
「…えっ?!そ、そうなんだ、変なこと言ってごめん!忘れて!」
ああ恥ずかしい。
まあいいけど、変なの、と言って去っていく麗の背中を見ながら、以前TVで見た「良い香りを感じる人は本能的に好きな人」という言葉を思い出して、おれは自分の顔が熱くなっていくのを感じた。
ライブ中も、隣で話すときも、ふとした時に。
その香りは、妖艶だが女性的過ぎず、一方でどこか落ち着くような、良い香りだ。
「麗っていつも香水つけてるんだね。いいニオイ、どこの?」
純粋な疑問を何となく口にしたおれに対して、麗はおれをきょとんとした顔でじっと見た。
「俺香水付けてないけど…」
「…えっ?!そ、そうなんだ、変なこと言ってごめん!忘れて!」
ああ恥ずかしい。
まあいいけど、変なの、と言って去っていく麗の背中を見ながら、以前TVで見た「良い香りを感じる人は本能的に好きな人」という言葉を思い出して、おれは自分の顔が熱くなっていくのを感じた。