UK
ドラムに腰掛けて、脱力する。溜め息がまた一つ。
なにを試してもしっくりこない。
作品のアプローチがつかめず、焦りが募る。
「戒く〜ん」
おれの焦りとは裏腹の間延びした声を出しながら、麗が近づいてくる。こっちの気も知らないで…と、ちょっと苛立って返事をする。
「…なに?」
「休憩にしよ」
にっこり笑う麗の顔に見惚れそうになるが、そんな場合ではない。
おれはいいよ、と言う前に唇を奪われた。
柔らかい感触が心地いい。愛しい人のそれならなおのこと。
張り詰めていた気持ちが解れていく。
そして、熱を帯びた体は無意識に彼の体を引き寄せた。
「責任は取ってよね」
「ふふ、任せて」
なにを試してもしっくりこない。
作品のアプローチがつかめず、焦りが募る。
「戒く〜ん」
おれの焦りとは裏腹の間延びした声を出しながら、麗が近づいてくる。こっちの気も知らないで…と、ちょっと苛立って返事をする。
「…なに?」
「休憩にしよ」
にっこり笑う麗の顔に見惚れそうになるが、そんな場合ではない。
おれはいいよ、と言う前に唇を奪われた。
柔らかい感触が心地いい。愛しい人のそれならなおのこと。
張り詰めていた気持ちが解れていく。
そして、熱を帯びた体は無意識に彼の体を引き寄せた。
「責任は取ってよね」
「ふふ、任せて」