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冒険者珍道中

金竜「我は伝説の金竜!このブレスの威力を受けてみろ!」
アオニ「ハヤブサ突き」
金竜「ぐあー」

青竜「ロリコンとか言うな!そんなふざけた2つ名をつける奴は我のブレスで氷の像となるがよいわ!」
キキョウ「竜退治」
青竜「うわー」

三竜を始末した

アオニ「ぶっちゃけ何が強かった?」
クロ&ナギット&キキョウ『道中雑魚』
キキョウ「特に首がいっぱいある竜とか」
アオニ「よし」

クソザコナメク……伝説の三竜を倒したことを酒場に報告した。

ムッコラン「すごーい!本当にあの三竜を倒したんだね!」
クロ「いやぁ、お褒めに預り光栄ですよ」
アオニ「あんなにビビってたのが馬鹿みたいだよ……あの頃が懐かしいなぁ」
キキョウ「これで無駄にでかいだけの竜は全部だな!」
アントニカ「ところがどっこい、まだ全部じゃないぞ?」
アオニ「あれ?アントニカ?久しぶりだね」
クロ「プレイ記的には前回ぶりですが、いかんせん第10迷宮からここまでが非常に長かったもので久しぶりに感じてしまいます美しいか……ああやめてくださいフカ子、まだ何もしていないのに脛を蹴らないでください」
ヨボ「むっ、アントニカか。相変わらずでかいな」
クロ「出会ってすぐの女性に言う台詞ではありませんよ!」
アオニ「ムキになるな」
アントニカ「ほっといてくれ。こう見えてちょっとは気にしてるんだから」
キキョウ「じゃー身長10センチくれよー!俺もうちょっとでかくなりたい!森の破壊者ぐらいに!」
ナギット「なんで熊目指してんだよお前……ガタイはよくなくても能力は充分ゴリラじゃねぇか」
クロ「バフさえ詰めば竜相手に700オーバー叩き出せますからね。充分すぎます」
アオニ「アタシは?」
クロ「フカ子は可愛いんですからゴリラなんて呼べませんね、ゴリラじゃなくてヒョウアザラシですよ」
アオニ「シャチと同様に海のギャングと呼ばれてる動物と一緒にするのか君は」
キキョウ「わかってないッスね~ナギットさん!男は常にでかさを求められるんスよ?2つの意味で!」
ナギット「ふたつ?」
ムッコラン「ふたつって何?」
アントニカ「おいやめろ、まだ昼だぞ」
アオニ「……ところでアントニカ、話があるんじゃなかったの?」
アントニカ「ああ、実は三竜以外に別の竜……第四の竜が現れたんだ」
ムッコラン「第四の竜……?」
クロ「やはり四体目がいましたか。納得の流れです」
アントニカ「見たのは私ではなく仲間たちだが……話によるとその竜は突如慟哭の谷に現れたらしい。どこから来たのかもさっぱりわからないそうだ」
ナギット「ガチで正体不明かよ……」
キキョウ「まーまーナギットさん、俺のゴリラみたいな竜退治にかかればどんな竜でも700オーバーできるッスよ!」
ナギット「ゴリラ気に入ってんのかよお前」
キキョウ「うん!」
エミル「確かにそのアホみたいに高い攻撃力ならゴリラってあだ名も似合ってるかもしれないね♪」
キキョウ「だろー……?ってえええっ?!エミル!?」
エミル「やあみんな!元気にしてる?♪」
アオニ「やっほーエミル!久しぶりだねー!元気だった?」
エミル「お陰様でね♪この前送り込んだビクトルは役に立ったかな?」
ナギット「まあ一応……始終アオニと喧嘩してて大変だったけど……お陰でワルツは無事に習得できた」
エミル「うんうん♪よかったよかった♪でもどうして微妙な顔なの?」
クロ「あの二人の喧嘩にずっと巻き込まれてましたからねぇ彼」
キキョウ「気苦労パネェッス」
エミル「なーるほど♪想定の範囲内だったけど、やっぱりそうなってたかー」
ナギット「わかってたのならなんとかしとけや!!」
エミル「やだよーめんどくさいもん♪」
アントニカ「エミル!久しぶり!そっちこそ元気だったか!?でも急にどうしたんだ?」
エミル「あーそうだった忘れるところだった。竜を追ってきたんだー」
アオニ「ひとりで?」
エミル「うん。ネッドがいたら自由に動き回れなくてめんどくさいし、ビクトルがいたらずっと君と喧嘩しててうるさいから、テキトーに理由つけて置いてきちゃった♪」
アオニ「さすがエミルだよ。でもなんで竜を追って来たの?」
エミル「実は精霊族の里の近くに棲む白竜が突然、オーベルフェへと向かって行ってね……族長と相談して、僕が白竜を追ってきたってワケ♪」ボソッ
アオニ「ほーほー」
アントニカ「えっ、なんだって?」
アオニ「エミルが追ってる竜は白竜って言うんだってー」
アントニカ「白竜だと……?白い竜ってことだよな?仲間たちの報告ではそんな感じじゃなかったぞ?」
ナギット「えっ?」
ヨボ「どんな竜だったんだ?」
アントニカ「紫色の竜だと聞いている。何に蝕まれたのか、体の部分部分が腐りかけているようだったという話だ」
アオニ「紫の竜……」
クロ「腐りかけた……」
ナギット「エミルの地元の近くに棲んでる……」
キキョウ「世界樹の一件……」
エミル「どう?何か思い出さない?」
アオニ「思い出すも何もあの腐敗野郎じゃん。めっちゃ臭かった」
クロ「容易に連想できます」
キキョウ「完全に一致」
ナギット「でもあの怪物は世界樹の内部に巣食ってたんだろ?白竜と何の関係があるんだ?」
エミル「うーん、僕たちでも腐敗怪物がどうして生まれ、どこから来たのかはわからない……でも、白竜を引き寄せたのはきっと、腐敗怪物の残り香だ」
キキョウ「あれに生物を引き寄せる効果があるとは思えないけどな」
クロ「竜のような高等な魔物しか感じない何かがあったんですよ、そうじゃなきゃただのヤバイ臭いフェチです」
アオニ「やだなぁそれ……」
エミル「臭いフェチかはともかく、その残り香が白竜に何らかの影響を与えて腐敗化が始まってしまったとしたら……このまま放っておくわけにはいかないよね♪」
ナギット「って言いながら何クエスト張り付けてんだよ」
エミル「僕は精霊族だからね、みんなに正体を知られてる今、ここに長くいるわけにはいかないんだ♪だから白竜の件はクエストにして君たち任せる!」
アオニ「うっかり忘れてたけど精霊ってこと秘密なんだっけ……マジで忘れてた」
ナギット「自分のところの厄介ごと押し付けてんじゃねーよ!」
エミル「三竜を雑魚呼ばわりしてる君たちなら大丈夫だよ♪という訳でパレッテ、あとは頼んだよ!じゃあ♪」
ヨボ「あっ!お……おい!?」
ムッコラン「行ってしまいましたね……」
アントニカ「仕方ないな……どうする?引き受けるのか?」
ヨボ「その第四の竜とやらがすぐに暴れだすワケでもなさそうだし……急がなくても準備が整った時にクエストを引き受けてくれればいいぞ」
アオニ「うん、でもまあ他にやることっていったら詳細不明の第12迷宮の攻略ぐらいだし、先に竜の方を片付けちゃうよ」
クロ「正体不明の竜に対してこの余裕ですね、頼もしいですよ」
ヨボ「しかし……エミルはいつまで精霊というキャラを貫いてるんだ?」
ムッコラン「きっと公務とかで疲れてるんですから、変にツッコまない方がいいですよ」
ナギット「(ああ……そういう風に思われてんのかアイツ……)」
キキョウ「ナギットさん、さっきエミルが出ていく時に“ちょっと買い物してから帰ろー!お小遣いたっぷり持ってきてよかったー!”って言ってましたよ?」
ナギット「アオニ、ネッドにチクっとけ」
アオニ「おk」

第11迷宮 慟哭の谷

アオニ「むっ、最初から薄暗い」
キキョウ「腐敗野郎がいるから?」
ナギット「正確には腐敗野郎に犯された竜な」
アオニ「谷ってあったからまーた壁のないダンジョンかと思ってたけどそうでもなさそうだねぇ……よかっ」
ヘルアングラー「あっ!ボウケンシャーだー」
クロ「どう見てもチョウチンアンコウです、本当にありがとうございました」
キキョウ「なんで谷にチョウチンアンコウがいるんだろうか」
ナギット「三竜のダンジョンにもタツノオトシゴみたいな奴いたから今さらじゃね?」
クロ「さて、あれはどんな攻撃をしてくるのやら」
アオニ「ナントカジュウじゃなきゃもう何でも……」
ヘルアングラー「それー」

ヘルアングラーは水乱射を使った!
ナギット、クロ、アオニはダメージを受けた!

アオニ&クロ&ナギット『うぶえ』
キキョウ「ギャー!みんなー!」
アオニ「ふ、複数ヒット属性攻撃とかズルすぎる……」
ナギット「なんでお前無傷なんだよ……」
キキョウ「最後尾で部屋に入ってなかったからな」
クロ「私は1度回避できましたがこれは辛いですね……」
ナギット「完全にディバイド殺しじゃねーか……世界樹の葉ぁ枯渇気味だっつーのに死ぬ要素増やしてんじゃねーよ……」
アオニ「最近のナギットの死因がほぼほぼ庇いすぎっていうね」
ナギット「おのれライデンジュウ……」
キキョウ「まーまーさすがにもうライデンジュウは出ないって!」

しかし歩みを進めたB4Fにて

ライデンジュウ「ついてきちゃった♥」
ナギット「いるじゃねぇかバカ野郎!」
キキョウ「いやーさすがにびっくり」
アオニ「クローまともに相手したくないから電撃の印術してー」
クロ「はいはい」
アオニ「ライデンジュウはできるだけ麻痺らせて避けていこう。ほんじゃま次は……」

部屋の真ん中で3×3マス魔物が熟睡していた

モケーレムベンベ「ぐうぐう」
ナギット「明らかにヤバそうなのがいるぞ、おい」
アオニ「突進されて壊滅したPTが走馬灯のように見える……」
キキョウ「走馬灯見たことあんの?」
クロ「私はありますよ?ヤテベオの時に」
ナギット「だろうな」
キキョウ「クロはしょっちゅう走馬灯見てそう!」
アオニ「アタシの拳のお陰でね」
クロ「それはお陰と言うのでしょうか……」

刹那、亀が突っ込んできた

鎧の追跡者「僕も混ぜてー」
クロ「ごっほ」

クロは倒れた!

アオニ「わーお!グラインダー!」
ナギット「オーバーキルかよ!ディバイド間に合わなかったか!」
キキョウ「個体希少でこの威力……俺死ぬかも」
クロ「でしょうね!まあ電撃の印術の前ではチリも同然ですけど!」
アオニ「復活早いね。さすが世界樹の葉」
クロ「私も誉めてくださいよ……」

B5Fにて

アオニ「結晶フロアですがヘルアングラーに結晶を壊されたという通知が来た」
キキョウ「えー」
アオニ「とりあえずヘルアングラーには注意だね」
クロ「そうですね、気を付けないと……」

モケーレムベンベはハードスタンプを使った!

クロ「えっ」

クロは飛ばされた!

アオニ「クロー!!?」
キキョウ「最近よく飛ばされるなアイツ……ワープの罠とか」
アオニ「でもなんで遠いフロアに飛ばされたの!?いつもだったらモケーレムベンベの周りでしょ!?」
キキョウ「部屋じゃなくて通路にいたからじゃね?」

怒濤のダンジョン潜りでB10Fへ

アオニ「おお……雰囲気変わったね」
キキョウ「壁ないぞ、壁」
アオニ「ううっ……フクロウが……フクロウ来る……」
クロ「可哀想にすっかりトラウマに……」
バンパイアバット「僕もいるよー」
アオニ「ワオッ!」
キキョウ「わー小動物かと思って油断したら最大HPの半分以上を削る勢いで血ィ吸ってくる奴だー」
クロ「目が死んでますよ」
アオニ「何度も殺される寸前まで血を吸われたらこうもなるよ」

壁なしエリアに怯えつつも一行はB34Fへ

アオニ「あーしんどい……」
ナギット「無駄に長い上に敵が強くてウザいダンジョンはどうしてもダレるな……」
クロ「今の私は人間の三大欲求である睡魔によって支配されつつありますよ」
アオニ「そんな欲求はない」
キキョウ「なーなーそろそろ帰ろうぜー?TPだってカツカツだし、アムリタも殆どないんだろー?」
アオニ「でもまだもう少し……」
クロ「あと少し。その油断がhageの元」
アオニ「ビクッ」
キキョウ「何だ?今の標語みたいなの」
クロ「冒険者の間では有名な迷宮標語です。今のは第1回タルシスコンテストで金賞に輝いた標語ですね」
キキョウ「それもまた例のパレットってギルド?」
クロ「いいえ、別のギルドの方だと伺いましたよ、名前は……忘れてしまいました。きっと野郎しかいないギルドだったからでしょう」
ナギット「びっくりするほど分かりやすいよなお前」
クロ「紳士ですから」
キキョウ「わっかりやすーい!」

キキョウはワープの罠を踏んだ!

キキョウ「あえ?」

キキョウはワープした!」

アオニ「ああっ!キキョウー!」
ナギット「まーた分散したか!」
クロ「ここで慌ててはいけません!ここに都合よく存在している通信機とほんのちょっとのご都合主義のお陰で飛ばされたキキョウとも会話ができるんですから!落ち着いて対処しましょう!」
ナギット「お、おう?」
アオニ「クロの言う通りだね。運がよかったら敵がいない場所とか、下り階段がある部屋に飛ばされたかも……」
キキョウ『ギャー!敵いる!2匹!階段はあるけど上りの方じゃーん!』
クロ「ダメだったようですね」
アオニ「ぐぬぬ」
ナギット「とにかくアイテム使って切り抜けろ!世界樹の葉はもうないんだからな」
キキョウ『お、オッケーッス!でも……できれば呼び寄せの巻物使って貰った方が助かるかも……』
アオニ「そっちの方が良さげかなー?キキョウがいる部屋周辺も調べ終わってるし、紙防御の君を1人で行かせるよりも巻物で……」
クロ「おや?どうかしましたか?」
アオニ「呼び寄せの巻物、忘れた……」
ナギット「…………」
クロ「…………」
キキョウ『えええ!?俺ってば死亡確定!?』
アオニ「まだ試合終了じゃないよ!睡眠の巻物とか使っていいからこの部屋から出るんだよ!」
キキョウ『おっけー!巻物使ってー……こっそりこっそり……ってギャー!通路にフクロウがー!キノコがー!挟み撃ちにされたー!!』
クロ「一難去ってまた一難ですか」
アオニ「待ってよぉ!階段見つけたんだよぉ!もう少しなんだよぉ!」
ナギット「ゾワゾワの巻物使って対処しろ!通路でも周囲8マスには効果があるハズだ!」
キキョウ『わかったッスー!でもナギットさんたちが階段にたどり着くまで待てないAIだから勝手に敵倒しとくッスー!』
ナギット「ただでさえ残り少ないTPをゴリゴリ削ってんじゃねーよ!」
クロ「仕方ありませんよ。細かい指示も出せないせかだんの味方AIなんですから」

キキョウの窮地を乗り越え、何度か全滅しそうな目に遭いつつもダンジョンの出入りを繰り返し、一行はB45Fまで降りてきた。

アオニ「漆黒の魔騎士の多段ヒット攻撃で何度かナギットが倒れてたけど特に問題なかったね!」
ナギット「ランダム多段ヒットとか笑えねぇよ……まあ、それでもめげずに潜ってきた訳だけど、まだ奥まで続いてんのかよコレ」
キキョウ「地面は白いし苔というか草も生えてんのにむっちゃ溶岩あるって変な光景だよなぁ」
クロ「例の竜のせいで生態系でも狂っているのかもしれませんね」
ナギット「いや、どう考えても適当に配置しただけだろ」
アオニ「考察はともかく、まだ続きそうな予感するし相変わらず忍び寄る影とかライデンジュウとかは滅んでほしいレベルで鬱陶しいしまだまだ気を引き締めていかないと……」
キキョウ「でもアオニーB50Fの次のエリアから怪しい気配がするぞー」
アオニ「なんだって!やっとボスというか例の竜!長かった!!」
クロ「よかったですねーやっとゴールですよー」
ナギット「……いや、ボス残ってんじゃねーか。まだ踏破した気になるのは早ぇだろ」
アオニ「どーせブレイバンド+バトルタンゴ+ハヤブサ突きor竜退治で瞬殺だって」
クロ「ほとんどの攻撃はナギットが防いでくれますし、全滅する要素がないんですよねー」
ナギット「ま、まあ……そうだけど」
キキョウ「ナギットさんのお陰で気持ちに余裕を持ってボスに挑めるんスよ?もっと胸を張るべきッス!」
ナギット「お、おう?」
アオニ「まー黄泉の粉とか持ってきてないし、結構消耗してるから一旦帰るけどね」
クロ「そうですねー」
ナギット「(なんだろう……この緊張感のねぇ腹立つ雰囲気……)」

アイテムを揃えていざB51F
腐敗白竜が現れた!

アオニ「二足歩行している!!」
クロ「氷竜も二足歩行だったじゃないですか」
アオニ「そっかぁ」
キキョウ「コイツァやばい雰囲気するッスよナギットさん。めっちゃカッコいいBGM使われてるッス」
ナギット「サントラでさんざん聞いてたけどな。てかシナリオクリア後のラスボス曲かと思ったら違うんじゃねーか」
アオニ「そだね。まだ12迷宮残ってるし、こいつが最後ってワケじゃないでしょ」
クロ「ところで、最初のターンを普通に移動しただけの白竜に何か言うことあります?」
キキョウ「近接攻撃しかできないのかお前?」
アオニ「それともAIがダメな感じ?」
ナギット「煽ってんじゃねぇ」
アオニ「んじゃま、その間にクイック軟膏とブレイバンドで強化したアタシのハヤブサ突きでも披露しようかな!」

アオニはハヤブサ突きを使った!
腐敗白竜に100ダメージ!
腐敗白竜に119ダメージ!
腐敗白竜に106ダメージ
腐敗白竜に109ダメージ!
腐敗白竜に98ダメージ!
腐敗白竜に101ダメージ!
腐敗白竜に97ダメージ!

ナギット「たった1ターンで700オーバーかよ!?とんでもねぇ火力だなソードマン!」
キキョウ「この後ナギットさんのバトルタンゴも乗るからもっとダメージ上がるッスよ」
アオニ「更に倍速状態だからおかわり可能」
クロ「似た威力のダメージだったので割愛です。いやー凄まじい攻撃でして……」

腐敗白竜の暴撃!ナギットはクロ以外庇った!

クロ「ぐはっ」
ナギット「やっべ、アイツだけ離れすぎて庇えなかった」
キキョウ「でもルンマスを一撃で落とせなかった時点で攻撃力もたかが知れてるってもんだな」
ナギット「散々な言われようだな……」
クロ「一応瀕死なんですけどね……キキョウももろに喰らってみてくださいよ……」
キキョウ「やだ」
アオニ「スキルマしたハヤブサ突きは強くていいんだけどTPの減りがマッハだなぁ」

腐敗白竜がより禍々しさを増し新たな力を得た!

アオニ「おおっ!?何!?」
キキョウ「ヤバそうなオーラ出てる」
クロ「ダンジョンの魔物強化同じく相手も強化されたとか?」
アオニ「いくらデハフ詰まれようがこっちのやることは一緒だから!ほら!クロはさっさと回復する!」
クロ「メディカも飽きてきましたよ」
キキョウ「おーし!ナギットさんもバトルタンゴしてくれた!ブレイバンド飲んだ!竜退治いっきまーす!」
アオニ「やったれやったれ!」

キキョウの竜退治!
腐敗白竜に999ダメージ!

アオニ&クロ&ナギット『!?』
キキョウ「おお!すげー!カンスト!?」
アオニ「さすがケンカク……格が違う……」
クロ「竜退治ってスキルマしてませんよね……?」
キキョウ「まだ7!」
ナギット「強すぎるだろ……」
キキョウ「ナギットさんに誉めてもらって光栄ッス~」
アオニ「ふむむ、アタシも負けてられないね!アムリタの数に不安はあるけどとにかくもう一度ハヤブサ突きで……!」

アオニはハヤブサ突きを使った!
腐敗白竜に198ダメージ!
腐敗白竜に188ダメージ!
腐敗白竜を倒した!

4人『あ』





翌日。一行はクエスト報告をしに酒場へ

アオニ「というわけで、腐敗白竜倒したよー」
ヨボ「なるほど。腐敗白竜は属性攻撃を受けることで体に変化が……」
アオニ「そうなの!?」
ナギット「なんで俺たちが知らない情報を知ってるんですか」
キキョウ「台本か!台本にそうあるのか!」
ムッコラン「台本言わない」
ヨボ「ゲーム中のテキストにツッコミを入れないでくれ。とにかく、世界樹にいたという腐敗怪物……いや、腐敗の元となる何かに影響を受けて白竜の姿も変わってしまったのかもな」
キキョウ「腐敗の元となる何か?」
ムッコラン「とにかく!これで第四の竜も倒せたし!クエストクリアおめでとう!」
アオニ「そーそー細かいことはいいの!無事にクエストクリアして、腐敗白竜の危機も去った!でしょ?」
クロ「ええ。フカ子の言うとおりですよ全くです」
ナギット「全力で話を反らしてねぇか?」
クロ「いいえ」
キキョウ「……」
ナギット「って、どうした?」
キキョウ「……ナギットさん、新しく出たクエストなんスけど」
ナギット「お?」

私の分身を討伐されたし
目的:ナディカの分身を倒す
場所:仙境の楽園

4人『…………』
ムッコラン「あれ?このクエスト……依頼というよりお手紙みたいな感じね」
アオニ「ホントだ。紙じゃなくて便箋に入ってる」
キキョウ「読んでみよーぜ」
アオニ「ふむふむ……あー、差出人はやっぱりナディカだね。えーっと」

パレッテ、私だ。ナディカだ。
私は神を探す旅を続けている。
君達はどうだ?元気でいるか?
実は君達がまだオーベルフェにいると思い、今回この依頼を出すことにした。
なんの企みかわからないが……オーベルフェ周辺の迷宮に私の分身がはびこってしまったようなのだ。
原因はわからない。君達や精霊族と戦った影響なのかもしれない。
そのままでも害はないと思うが……もしもということもある。できるなら、君達の手で退治してもらえないだろうか。
場所は仙境の楽園だ。よろしく頼む。

ナギット「お前が来いよ
クロ「まあまあ……あれから随分時間も経ってナディカも相当遠くに行ってるでしょうし、来れたとしても自分ひとりの力ではどうにもならないと判断したから私たちに依頼したのでしょう」
アオニ「ナディカは元気そうだね、よかった」
ナギット「そういう問題じゃないだろ。いい加減疑うことを覚えろ」
アオニ「まーまーいいじゃん!ナディカにまた頼ってもらったんだし、それに応えてあげなきゃね!」
ナギット「何で」
アオニ「友達だから」
ナギット「……」
クロ「納得できないのはわかりますが抑えてくださいよ。これがフカ子なんですから」
ナギット「……わーってるよ。最後までちゃんと付き合ってやるから不安そうな顔するんじゃねぇ」
キキョウ「うんうん♪」
ムッコラン「ねえパレッテさん。どんな内容だったの?もしかして……ラブレター?」
ナギット「ラブレターの方がマシです」
ムッコラン「えっ?」
エンダイブ「え!?ナギットくんラブレター貰ったの!?」
ナギット「帰れ!!」
アオニ「やっほーナギットのパパ。どうして酒場にいるの?」
エンダイブ「君たちが朝早くからここに入っていくのが見えたから、何かなー?って思ってコッソリ♪」
ナギット「付けてきてんじゃねーよクソ親父」
キキョウ「あれ?ナギットさん?どこ行くんスか?」
ナギット「宿に帰る。こんなヤツと一緒の空気吸いたくもねぇ」
エンダイブ「ヒドイ嫌われ用だなー」
ナギット「自業自得だろうが!」

周りの目の気にせず怒声を出すナギットは、大きな足音を鳴らしながら酒場を後にした。

キキョウ「はわわ……」
エンダイブ「……キキョウはナギットくんに付いてあげなさい」
キキョウ「わわ、わかったッス!ナギットさーん!待ってほしいッスー!」

慌ててナギットの後を追いかけたキキョウも酒場を後にした。

アオニ「……行っちゃったね」
クロ「よかったんですか?あのままで」
エンダイブ「うん。あの子にはまだ時間が必要だからねーしばらくは様子見」
クロ「そうですか」
エンダイブ「さーて、折角酒場に来たんだしちょっとのんびりしてから戻ろうかなー朝っぱらからお酒は飲まないけど!おねーさん、オールバリアサンド1つくださいな」
ムッコラン「はーい!」
アオニ「アタシたちも一緒していい?」
エンダイブ「もちろん。君たちとは一度腹を割って話してみたかったところだし!」
クロ「あの、つかぬ事をお聞きしますが、メイドさんは……?」
エンダイブ「オリーブならちょっと仕事を頼んでてね。今はいないよ」
クロ「ハァ……そうですか、とても残念で……痛い!」
アオニ「油断も隙もないんだから」
クロ「脛を蹴らないでください……」わなわな
エンダイブ「仲がいいんだねー君達は。羨ましいなぁ」
アオニ「……ナギットのパパもよくやるよねー。ナギットが騙されたりするのが大嫌いってわかってて仮病大作戦したんでしょ?そこまでする必要ってあったの?」
エンダイブ「あるよ。あの子は僕の跡を継ぐ気でいるし、それ相応の能力だって充分備わってるけど……やっぱり人見知りが、ね?」
クロ「人見知りとはいっても一応社会には溶け込めているとは思いますよ?他人と会話できないとかそういう重度なモノでもなさそうですし」
エンダイブ「それぐらいは僕だってわかるよーだけどさ、僕もこう見えて人付き合いって苦手で、そのせいで若い頃は色々苦労しちゃってさあ……家を潰しかけた事もあった」
アオニ「え。何やらかしたの」
エンダイブ「詳しく語ると僕の心の闇が溢れ出しちゃうから内緒♪妻がいてくれなかったら僕も家もダメになってた……そんな苦労を大切な息子にさせたくない。だから心を鬼にしてナギットくんを騙したってワケ」
アオニ「そういう動機だったんだね」
クロ「ナギットは、そのことを知っているのでしょうか?」
エンダイブ「どうだろうね?キキョウたちに口止めしてないから知ってるかもしれないし知らないかもしれない。あの子だってきっと心の底では自分を想って騙したって分かっているとは思うけど、ああいう性格だからそう簡単に許してもらえないだろうなぁ……もしかしたら一生かも」
アオニ「辛く、ない?」
エンダイブ「そりゃ辛いよ、僕みたいな人間でも最愛の息子に嫌われたら死ぬほど辛いさ。でも後悔はしていない。ここで心を鬼にしなかったら誰が、いつ鬼になるの?僕が今鬼になるしかないんだよ。嫌われるのは僕だけでじゅーぶん」
クロ「しかし、父と子が不仲なのを見るのは奥様だって辛いでしょう?何てお話しするつもりなんですか?」
エンダイブ「ああ、それについては問題ないよ。妻はもう亡くなってるからね」
アオニ「…………え」
クロ「…………はっ」
エンダイブ「あれ?ナギットくんから聞いてなかったのかい?妻はあの子が生まれて間もない頃に亡くなったんだよ」
アオニ「あ、ごめん、初耳……」
エンダイブ「いいよいいよ気にしてないし。僕はあの人と違って結構不器用だからさ、こんなやり方しかできなかったんだ。あの人が生きていたらもっと別の方法があったかもしれないとか考えちゃうけど……まあ、ね?」

笑顔で語るエンダイブの表情は、ほんの少しの悲しみを秘めているようにも見えてしまった。

船着場。

アオニ「第11迷宮を踏破したから次はなにかと思いきや、小迷宮2つとは」
クロ「私はてっきり第13迷宮が解禁されるのかと」
キキョウ「やっぱり第12迷宮を踏破しないとダメなんじゃねー?」
ナギット「それで?次はどうするんだ?クエストをするのか、第12迷宮に行くのか」
アオニ「アタシはクエストしたいから仙境の楽園に行くって決めた!もう決めた!絶対決めた!」
ナギット「だと思った」
キキョウ「なーなーなーなー。この呪いの洞穴って小迷宮!呪われたアイテムを投げ当てるだけで敵を倒せる変わった迷宮って説明があるぞ!超気になる!」
アオニ「本当だ、気になるね」
ナギット「意志揺らぐの早いなオイ」
クロ「私はフカ子の好きな方で構いませんのでお好きな方をどうぞ」
アオニ「んー……気になる、気になるけど……やっぱりクエストにする!よし行くよ!最悪呪いの洞穴は前に雇った別部隊を行かせて調査させてもいいわけだし!」
キキョウ「ほーい!」
ナギット「とか言いつつ結局自分で行くクセによ……」
クロ「ナギットもわかってきましたか」
ナギット「まあな……ところで」
クロ「はい?」
ナギット「面と向かって言うことじゃないかもしれねぇけど、なんでお前アイツと付き合ってるんだ?無類の女好きのクセに」
クロ「フカ子と……ですか。フカ子が可愛いというのも理由のひとつですがまあ……あの子が私の運命の人だと感じた何かがあったんでしょうね、きっと」
ナギット「運命の人?なんじゃそりゃ?」
クロ「運命の人は運命の人ですよ。ナギットも恋をしてみればわかると思いますよ?やってみます?」
ナギット「いや……俺には縁のなさそうな話だし、別にいい」
クロ「おや残念」

小迷宮。仙境の楽園

アオニ「はいまた壁なしー!!!」
クロ「どうどう」
ナギット「さっきまで壁なしエリア続いてたから荒れるよな」
キキョウ「BGMも不気味でやな感じ……」

キキョウは魔物召喚の罠を踏んだ!

キキョウ「あ」
ナギット「アホ!!」
アオニ「わんわか出てきたけどまだ浅い階だから弱いはず!でもナギットは挑発お願い!」
ナギット「言われなくても!」

ベノムスパイダーは麻痺糸を使った!
ナギットは麻痺した!

ナギット「あがっ」
キキョウ「ギャー!ナギットさんがー!」
アオニ「神蜂の麻痺針と似てるけど、ダメージがないからまだマシだよ!」
クロ「しかしその分状態異常付着率が蜂より高いかもしれません」
キキョウ「冷静だなーさすが熟練冒険者」
ナギット「関心してる場合か!」
キキョウ「あれっ!?麻痺はどうしたんスか!?」
ナギット「サソリに殴られて治ったわ!!」

B3F。ここからは魔物の力が増しているようだ。

アオニ「早い段階で強くなって来たねぇ」
クロ「どうせ後2、3フロアぐらいでもう一段階強くなりますよ」
キキョウ「慣れたもんだよなーおっ、敵!」
大食い草「げっ!冒険者だ!」

大食い草は巻きつくツタを使った!
アオニとキキョウの足を封じた!」

アオニ「ヒドイ!か弱い乙女の足を封じてどうするつもりさ!」
キキョウ「さては俺の脚線美に嫉妬したな!」
クロ「その衣装、生足見えてましたっけ?」
キキョウ「見えてるもん!草ぐらいなら雑草退治で散らせるから足を封じられても特に問題ないんだけどな」
アオニ「そんなスキル名じゃなかった気がするけど」
クロ「おっと?向こうにも何かいますね……サボテン、でしょうか」
アオニ「まだ足封じ解けてないのにー!クロー!」
クロ「はいはい、電撃の印術で動きを止めて、フカ子たちの足封じが解けるのを待ちますよ」
ナギット「……で、近づいたワケだが」
アオニ「あんまり大したことなさそうだね。これから4人でフルボッコするワケだし、通常攻撃で……」

アオニの攻撃!
迎え撃つ覇王樹はリベンジニードルを使った!

アオニ「ワアオ!?危ない!」

アオニは毒にかからなかった!

アオニ「ど、毒!?」
ナギット「カウンター毒攻撃か!?めんどくさそうな技持ってやがる!」
キキョウ「なるべく一撃とか距離をとるとかしないとめんどそうだな」
クロ「ですねぇ。なるべく遠くから燃やすようにしましょう」

B8F
DOEが現れた!

アオニ「久しぶりに見るなぁ」
クロ「腐敗白龍のダンジョンではDOEは影も形もなかったですからね」
キキョウ「さーて今回のDOEは?」
ラフレシア「ラフレシアでーす」
アオニ「あ、こいつタルシスの五層で汚い液体吐いてた奴だ」
ナギット「植物系の魔物か……陽気な動きしてっけど」
キキョウ「楽しそうだな!」
クロ「久しぶりのDOE戦ですが、準備は大丈夫ですか?」
アオニ「もちろん!でも毒持ち魔物だから毒が効きにくそうだなぁ、ここはトラブルメーカーで」

アオニのトラブルメーカー!
ラフレシアはリジュネになった!

キキョウ「安定のリジュネ」
アオニ「ぐぬぬ」
ナギット「もう毒の水葉投げろよ。さっき拾った分合わせて2個持ってんだろ?」
アオニ「うーうー負けた気がするけど……とりゃ」

ラフレシアは毒になった!

クロ「おめでとうございます、1発で決まりました」
アオニ「心境としては負けた気分だけどー」
クロ「まあまあ。次がありますって」
キキョウ「状態異常さえ決まればハヤブサ突きと雑草刈りと爆炎の印術で倒せるな!」
ナギット「草木退治が影も形も残ってねーぞ」
キキョウ「似たようなもんッスよ!対象が地面から生えてるやつかそうじゃないかってだけッス!」
アオニ「地面から生えてるやつは除草剤撒けばいいじゃん」
クロ「話の論点が徐々にズレてきていますよ」
ナギット「もうやだコイツら」

B9Fにて

アオニ「ダンジョンはまだまだ続く〜っと……」
クロ「小迷宮とはいえクリア後のダンジョンですからね。B50Fまではいかなくてもかなり潜るかもしれません」
アオニ「早くボス出てこないかなー瞬殺できる自信しかない」
ナギット「自惚れていてばかりだといつか足元掬われるぞ」
アオニ「ご忠告どうも」
キキョウ「お!宝箱から防具出てきた!装備していい!?」
クロ「その防具は……トライコーンですね」
アオニ「いいよー好きにしちゃって。持っていても売るだけだし」
キキョウ「俺がどれだけ防御を上げようがゴミ防御がゴミであることに変わりはないんだけどな。よっこいせ」
ナギット「自分の防御に対してはびっくりするほど自虐的になるよな……ってえ!?」
アオニ「どしたの?」
ナギット「お前攻撃力カンストしてるじゃねーか!!?
アオニ「え」
キキョウ「あー!ホントだ!びっくり!」
クロ「攻撃力999……そりゃあ腐敗白龍にカンストダメージを叩き出せますよねぇ……」
キキョウ「俺すごい!」
アオニ「でも防御は88だね」
キキョウ「ゴミだろ?」
クロ「大丈夫!私なんて防御力69ですよ!もっとゴミです!」
キキョウ「お揃い!」
ナギット「ドヤ顔で誇ってんじゃねぇ」

何度かDOEを蹴散らしつつB25Fへ到達。

キキョウ「おお〜!雰囲気変わったなぁ!」
ナギット「すごいな……一面の花畑だ」
クロ「まるであの世の入り口のようですねー」
キキョウ「行ったことあんの?」
クロ「何度か」
ナギット「冗談に聞こえねぇから困る」
アオニ「川の向こうで死んだママが手ぇ振ってなかった?」
クロ「いませんでしたねぇ、そもそもあの人は息子を迎えに行くような人間じゃありませんでした。来るんだったら自分で来やがれってスタンスでしたよ」
キキョウ「スパルタだったんだなー」
アオニ「死者の国の入り口かどうかはともかく、雰囲気とBGMが変わっただけで魔物が強くなるわけでも新しい魔物が追加されるワケでもないんだから、いつもどおりいつもどおり」
ナギット「いつも通りと言いながら水晶を破壊して凶暴化したラフレシアに喧嘩を売ってグダグダになっていたのは記憶に新しいがな」
アオニ「アーアーアーアーきーこーえーなーいーなー」

B27F
ラフレシアを倒した!

ラフレシア「ヤラレチャッタ」
キキョウ「ラフレシアも飽きてきたなー」
アオニ「次のエリアにもDOEがいる」
ナギット「どうせラフレシアだって」

B28Fに降り、DOEとご対面。

ディノゲーター「こーんにーちわー」
アオニ「ワニだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ナギット「うるさい」
キキョウ「やった!今夜はワニ鍋だな!」
クロ「よかったですね、私は遠慮しておきます」

ディノゲーターは水晶の誘いを使った!
魔物が大量に召喚された!

ナギット「うわっ」
キキョウ「今更何を驚いてスか?」
ナギット「量だよ量!!アイツを囲うように大量召喚されてんの!」
アオニ「クロ!仕事!!」
クロ「はいはい。いつもの天雷の大印術……と言いたいところなんですけど、私はまだ通路にいるんですよねぇ」
ナギット「げ」
アオニ「じゃあ睡眠の巻物」
キキョウ「クロの代わりはいくらでもいると」
クロ「がーん」
アオニ「大丈夫、アタシがを劣情を抱くのはクロだけだよ」
クロ「フカ子……!」
キキョウ「こんな時にイチャつくなよ」

アオニは睡眠の巻物を使った!
魔物は全員眠った!

アオニ「わ、ディノゲーターも寝た」
ナギット「アイツだけ起きてるんだと思ってたんだろ」
アオニ「もち」
クロ「しかし、流石はDOEですね。もう睡眠が解けましたよ」
キキョウ「早いなー!次の手ぇ考える?」
アオニ「いや…………」
ディノゲーター「……うごけないよー」
ナギット「バカかアイツ。自分が召喚した魔物に囲まれて身動きとれなくなってんぞ」
キキョウ「バカじゃん」
クロ「念のため、余計なことをしないように稲妻の印術で足止めしておきますね。これなら届きますし」
アオニ「ヨロシク」
キキョウ「でもこれどーすんの?俺らも攻撃できなくね?」
アオニ「バーストゲージは溜まってるし、アタシがフルゲインで一掃するよ」
クロ「強いのはいいんですけど、いくつか外してしまうのが難点ですよね」
アオニ「言わんといて」
ナギット「周りの魔物をほとんど排除したのはいいけど、アイテムも残り少ないのにどうやってコイツに状態異常2つも着けるんだ?」
アオニ「一回巻物で寝たし状態異常付着率はさほどでもないはず。ここはトラブルメーカーで!」

アオニのトラブルメーカー!
ディノゲーターは混乱、毒、鈍足になった!

アオニ「やったぜ」
クロ「お見事」
キキョウ「いつもは敵にリジュネを付けるだけの技がメチャメチャ輝いてる……!」
アオニ「言うなし」
ナギット「後は畳み掛けるだけだな」
キキョウ「任せるッス!」

ディノゲーターを倒した。
宝箱からつるはし+3を手に入れた。

アオニ「そして安定のゴミ装備である」
クロ「プラスが着いているだけ損でもないですって」
キキョウ「倒したのはいいけどTPカツカツだなーアムリタ飲む?」
アオニ「いや、次のフロアで砦を作って一旦帰る……」
ナギット「おい、次のフロアにもDOEがいっぞ」
アオニ「」

B29Fでラフレシアを倒した。

アオニ「特に問題はなかった」
キキョウ「よかった!」
クロ「砦を建てようにも、ここは砦建設が不可能なエリアになっていますよ」
キキョウ「じゃーそろそろボスが近いってことかー」
ナギット「どうせB31Fでボスなんだろ」
クロ「可能性としては十分かと」
キキョウ「すっかり読めてきたなー」





【次回予告】
キキョウ「海が好きー!」
アオニ「夏だ!海だ!海水浴だ!海の家「古海の放浪者」は今日も大勢のお客さんがやってきて大忙し!」
エンダイブ「深海の樹海で冒険者を喰ってる魚の魔物みたいな店名だねぇ」
キキョウ「海が好きー!!」
アオニ「今年も店は大繁盛かと思いきや!約10メートル先に突如現れたライバル店「青嵐の粘塊」により客の9,5割を失い大ピンチ!」
エンダイブ「氷の床の上を徘徊してるゲルみたいな店名だねぇ」
キキョウ「海が好きー!!!」
アオニ「ちくしょう!アタシたちに何が足りなかったというのか!水道水を山の天然水と称して売り飛ばしたこと?漁船を襲撃して強奪した魚を調理してたこと?それとも看板娘の色気がちょっとだけ不足してた!?」
エンダイブ「うわー100%ブラック商法施設だったかー」
キキョウ「海が好きー!!!!」
アオニ「思いつく限りの手段を尽くしても全て空振り、我々は最後の最後に希望を託し、メッセージボトル10000個を海に流すことしかできなかった……きっと心優しい誰かがこの声を聞いてくれると信じて……」
エンダイブ「海にゴミを流すのは関心しないなー」
キキョウ「海が好きー!!!!!」
アオニ「次回!“HEY!海ガールアオニちゃん!”第10話!“影の支配者、エンダイブ現る!”地下に隠してきた例のアレの封印を解く時が来たか……!」
エンダイブ「ちょっと待って!?もしかしてさっきのブラック商法を支持してたのって僕なの!?それを早く言ってよ〜黒幕っぽい台詞ちゃんと用意したのにさぁ〜?」
ナギット「おい」
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