インタビューをしよう!
「本日は満を辞してトパーズちゃんなのです!」
「よ、よろしくお願いします……?」
「やっとトパーズの番が回ってきたか」
「よろしくね」
「あ、ありがとう? でも、アタシに聞きたいことなんてあるかな? アタシってみんなと比べると結構平凡なドワーフだし……」
「大ボスを二本の斧でボコボコにしたアナタには“平凡”という言葉は似合いませんよ」
「ウチの最高戦力って自覚を持とーよートパーズちゃん」
「え。ええええ……?」
「そーいえば、トパーズちゃんって好きな食べ物って何です? 改めて聞いたことなかったのです」
「へっ? お、面白みなんてないよ好きな食べ物なんて……」
「この場に面白さも何も求めていない。欲しいのはお前の情報だけだ」
「あっ、そ、そっか……ええと、好きな食べ物は……お肉系ならなんでも好きかなあ? 強いて言うならハンバーグとか……」
「牛肉が好きなんだ」
「え、ああ、うん……」
「トパーズさんはエルフの方々が苦手なんですよね?」
「へ、そ、そうだけど……」
「ドワーフとエルフが大昔から相性が悪いことは知っていましたが……トパーズさんは一方的に怯えているだけのように見えます。それには、何かしらの理由があるのでしょうか?」
「あ、それは僕も気になるかもー」
「…………」
「……お前たちは聞きにくいことを平気で……」
「でも、バムくんも気になるよね?」
「まあな。好きな相手のことなど気になって当然だ」
「ほ、本当にバムくんはストレートだね……」
「それでそれで? トパーズちゃんがエルフを苦手になったきっかけとかってあるのですか? 教えて欲しいのです!」
「そんな大それたことじゃないよ……小さい頃に変なエルフのお客さんに絡まれて、怖い目に遭ったってだけで……」
「変な、エルフの客……?」
「ああ! トパーズちゃんの実家ってお店やさんだったのですね!」
「う、うん……弟が産まれて間もない頃だったかな……エルフの人がうちの店に変なクレームをつけてきたり、店の前で暴れたりって営業妨害をしてくるようになったんだよね。その度にお父さんが追い払ってくれていたし、ご近所さんも理解してくれていたからなんとかなっていたんだけど……」
「何か決定的な事件があったんだ」
「お父さんがどうしても外せない仕入れの取引があるって言って、ほんの半日だけお店を開けることになったんだ……その隙を狙ってエルフの人が来ちゃって……小さかった弟を抱えていたお母さんがあんまり抵抗できないからって暴力を……」
「うわー最低な奴なのです」
「赤子を抱えていた女性を狙うとは悪質にも程がある」
「そいつ処してやろうよ!」
「も、もう処されてるよ!? 騒ぎを聞きつけたご近所さんが通報してくれたお陰でその人は逮捕されたから! それからはずっと塀の中だったし、遠いところに住んでたその人の家族が身元を引き取って遠くに行っちゃったから、もう二度と会うことはないって……」
「そっか。大変だったんだね、そして怖かったんだね、トパーズちゃんは」
「目の前で親が傷つけられている様を見てトラウマを覚えない子はそういません。トパーズさんがエルフに対して怯えてまうのも、当時の恐怖を思い出してしまうからでしょう」
「そ、そうかも……でも最近はマシになったんだよ? 小さい頃は泣き叫んで逃げてたらしいから……」
「成長して処世術を覚えただけの話ではないのか?」
「は、はい……そうとも、言います……」
「やっぱりバムくん容赦ねーのです」
「トパーズちゃんって、私より腕力があるよね? 何か鍛えたりしているの?」
「へっ? 何もしてないよ……? 生まれつきっていうか、ドワーフってみんな大体そうなんじゃないの……?」
「確かに種族傾向として腕力が高い節はありますが」
「トパーズちゃんは大分突出してるよねー」
「いつも粉砕してるもんね」
「ふ、粉砕はしてないかなあ!? いやまあ、弟やお父さんより力が強いのはあるよ!? 腕相撲で負けたことないもん!」
「その時点で飛び抜けていると思わんのか」
「は、はい……そうです、ね……」
「つまり、トパーズさんの腕力の高さは生まれつきの能力と結論付けて良さそうですね」
「そうだね」
「才能ってやつなのですね。冒険者としてはちょっと羨ましいのです〜やっぱり筋肉のつき方とかから違うのです?」
「わ、わかんない……そういうの比べたことないし……」
「そりゃーそうじゃ」
「筋肉量が多いんだったら体重、結構あると思うな」
「え」
「あー、酷だけどありえない話ではなさそうなのです」
「しかし見た目的には一般的なドワーフと全く変わりませんよ? トパーズさんは」
「ちなみにドワーフ族の身長から算出される理想的な体重がこちら」
「スイミーくんなんでそんなもん持ってるのですか?」
「秘密!」
「なるほど……トパーズちゃん体重ってこれよりある?」
「ええと……ノーコメントで……」
「ふむ……以前の昼休みにうたた寝をしていたトパーズに寄りかかられたことがあったが、体感としてこれより少し重」
「あ゛?」
「すみませんでした」
2025.12.29
「よ、よろしくお願いします……?」
「やっとトパーズの番が回ってきたか」
「よろしくね」
「あ、ありがとう? でも、アタシに聞きたいことなんてあるかな? アタシってみんなと比べると結構平凡なドワーフだし……」
「大ボスを二本の斧でボコボコにしたアナタには“平凡”という言葉は似合いませんよ」
「ウチの最高戦力って自覚を持とーよートパーズちゃん」
「え。ええええ……?」
「そーいえば、トパーズちゃんって好きな食べ物って何です? 改めて聞いたことなかったのです」
「へっ? お、面白みなんてないよ好きな食べ物なんて……」
「この場に面白さも何も求めていない。欲しいのはお前の情報だけだ」
「あっ、そ、そっか……ええと、好きな食べ物は……お肉系ならなんでも好きかなあ? 強いて言うならハンバーグとか……」
「牛肉が好きなんだ」
「え、ああ、うん……」
「トパーズさんはエルフの方々が苦手なんですよね?」
「へ、そ、そうだけど……」
「ドワーフとエルフが大昔から相性が悪いことは知っていましたが……トパーズさんは一方的に怯えているだけのように見えます。それには、何かしらの理由があるのでしょうか?」
「あ、それは僕も気になるかもー」
「…………」
「……お前たちは聞きにくいことを平気で……」
「でも、バムくんも気になるよね?」
「まあな。好きな相手のことなど気になって当然だ」
「ほ、本当にバムくんはストレートだね……」
「それでそれで? トパーズちゃんがエルフを苦手になったきっかけとかってあるのですか? 教えて欲しいのです!」
「そんな大それたことじゃないよ……小さい頃に変なエルフのお客さんに絡まれて、怖い目に遭ったってだけで……」
「変な、エルフの客……?」
「ああ! トパーズちゃんの実家ってお店やさんだったのですね!」
「う、うん……弟が産まれて間もない頃だったかな……エルフの人がうちの店に変なクレームをつけてきたり、店の前で暴れたりって営業妨害をしてくるようになったんだよね。その度にお父さんが追い払ってくれていたし、ご近所さんも理解してくれていたからなんとかなっていたんだけど……」
「何か決定的な事件があったんだ」
「お父さんがどうしても外せない仕入れの取引があるって言って、ほんの半日だけお店を開けることになったんだ……その隙を狙ってエルフの人が来ちゃって……小さかった弟を抱えていたお母さんがあんまり抵抗できないからって暴力を……」
「うわー最低な奴なのです」
「赤子を抱えていた女性を狙うとは悪質にも程がある」
「そいつ処してやろうよ!」
「も、もう処されてるよ!? 騒ぎを聞きつけたご近所さんが通報してくれたお陰でその人は逮捕されたから! それからはずっと塀の中だったし、遠いところに住んでたその人の家族が身元を引き取って遠くに行っちゃったから、もう二度と会うことはないって……」
「そっか。大変だったんだね、そして怖かったんだね、トパーズちゃんは」
「目の前で親が傷つけられている様を見てトラウマを覚えない子はそういません。トパーズさんがエルフに対して怯えてまうのも、当時の恐怖を思い出してしまうからでしょう」
「そ、そうかも……でも最近はマシになったんだよ? 小さい頃は泣き叫んで逃げてたらしいから……」
「成長して処世術を覚えただけの話ではないのか?」
「は、はい……そうとも、言います……」
「やっぱりバムくん容赦ねーのです」
「トパーズちゃんって、私より腕力があるよね? 何か鍛えたりしているの?」
「へっ? 何もしてないよ……? 生まれつきっていうか、ドワーフってみんな大体そうなんじゃないの……?」
「確かに種族傾向として腕力が高い節はありますが」
「トパーズちゃんは大分突出してるよねー」
「いつも粉砕してるもんね」
「ふ、粉砕はしてないかなあ!? いやまあ、弟やお父さんより力が強いのはあるよ!? 腕相撲で負けたことないもん!」
「その時点で飛び抜けていると思わんのか」
「は、はい……そうです、ね……」
「つまり、トパーズさんの腕力の高さは生まれつきの能力と結論付けて良さそうですね」
「そうだね」
「才能ってやつなのですね。冒険者としてはちょっと羨ましいのです〜やっぱり筋肉のつき方とかから違うのです?」
「わ、わかんない……そういうの比べたことないし……」
「そりゃーそうじゃ」
「筋肉量が多いんだったら体重、結構あると思うな」
「え」
「あー、酷だけどありえない話ではなさそうなのです」
「しかし見た目的には一般的なドワーフと全く変わりませんよ? トパーズさんは」
「ちなみにドワーフ族の身長から算出される理想的な体重がこちら」
「スイミーくんなんでそんなもん持ってるのですか?」
「秘密!」
「なるほど……トパーズちゃん体重ってこれよりある?」
「ええと……ノーコメントで……」
「ふむ……以前の昼休みにうたた寝をしていたトパーズに寄りかかられたことがあったが、体感としてこれより少し重」
「あ゛?」
「すみませんでした」
2025.12.29
