インタビューをしよう!
「今日は私なのです〜!」
「ネネイちゃんだね」
「うーん、ネネイちゃんって自分から自分の情報をしょっちゅう発信してくれるから、改めて聞きたいことってないかもしれないなぁ」
「えー、そんなつまんないこと言わないで欲しいのですースイミーくんのくせに」
「く、くせに!? 今くせにと仰った!?」
「あ、アタシは考えたら結構出てくると思うけどなぁ……ネネイちゃんに聞きたいこと」
「いつになったら我が家の専属シェフになってくれるのでしょうか」
「だからならねーのです! 私は一生冒険者するのです!」
「その珍妙な喋り方は何なんだ」
「口調なのです? 気がついたらこうなってたのです」
「気が付いただけでなってたまるか」
「でも本当にそーなのですよ。お父さんが“頑張ったらこうなった”って言ってたのです」
「努力の方向性が迷子だぞ」
「原因ってネネイちゃんのお父さんだったんだね」
「何をどうしてああなったのか興味あるなー」
「喋り始めた私の言葉遣いがすっごい悪かったから丁寧な言葉に直そうとしたーって言ってたのです」
「どうしよう……ツッコみたいところが山のように出てくる……」
「ネネイちゃんって、どうして冒険者が好きなの?」
「当然のようにスルーするんだねことりちゃん……」
「冒険はとっても楽しいからなのです! 未知の世界を冒険したり魔物と戦ったりお宝を見つけたりたくさんの発見があるのです! これより楽しいことを私は知らないし、きっとないと思っているのです!」
「そっか」
「確か……ネネイさんのお父様の影響があって、冒険好きになったとか」
「そーなのですよ! お父さんとかーお父さんの冒険者仲間の人たちから色々なお話を聞いて、今の私があるのです!」
「冒険者に囲まれて育った結果が、今のネネイちゃんってことかー」
「……で? トパーズ、お前は結局何かないのか」
「はっ、えっと、じゃあ……ネネイちゃんの得意料理ってなにかな?」
「得意料理? そんなもんないのです」
「はぁ!?」
「ふぇっ? なんでみんなでびっくりしてるのです?」
「あんだけ美味しい料理をたくさん作ってくれるネネイちゃんの得意料理が“ない”なんて聞いて、納得できる話があるもんかね!」
「我が家の専属シェフになるのですから得意料理のひとつやふたつ、胸を張って言っておいてくれないと」
「だからならねーのです。しつけーのです」
「ほ、本当にないの……? 得意料理って……」
「だからねーのです。色々な料理を作れるから“これが得意!”っていうような代表格みたいなのはないのですよ。みんな同じぐらいおいしく作れるし、どれを作っていても楽しいのです!」
「強いて言うなら、全部得意ってことなのかな」
「そーかもぉ」
「すごいなあ……羨ましい……」
「改めて聞いたことなかったが、お前はどんな料理でも作れるのか?」
「作れるのですよ」
「おはぎは?」
「作れるのですー」
「シュトーレンとか!」
「作れるのです!」
「いかめしも?」
「大丈夫なのです!」
「ハギスはどうですか?」
「作ったことあるのです!」
「キビヤックはどうだ」
「んー、試したことはないですけど、作れると思うのですよ! でも美味しいかどうかは別かもしれないのです」
「バムくん……? キビヤックってなに……?」
「アザラシの中に海鳥を詰め込んで作る発酵食品」
「ぎえっ!?」
「それだけたくさん作れる上にレパートリーまで豊富だと、親戚集まりの時とかに酷使されたりしてそう。僕の勝手なイメージだけど」
「スイミー君って親戚付き合いしたことあるのです?」
「親が親戚と縁切ってたからなかった。理由は知らないけどね? 現在の状況は見てのとーり」
「なるほどなのです。あと、私に親戚はいないのです」
「まあ、それは何故でしょうか?」
「お父さんもお母さんも天涯孤独な孤児だったのです。孤児だった二人が冒険者学校で出会って、卒業と同時に結婚して、その翌年ぐらいに私が産まれたらしいのです」
「ってことは……すっごく若いんだ……ネネイちゃんのお父さん……」
「三十代後半といったところか」
「だいたいそれぐらいなのです!」
「ではでは、僭越ながら僕からも質問をひとつ」
「あれ? スイミーくん、まだだっけ?」
「まだだったよー? じゃあ改めてネネイちゃん」
「何でもこいなのです!」
「……リーヤちゃんとは結局、付き合ってるの?」
「へ? なんで見てわかんねーのです?」
「は?」
「あれれ?」
2025.12.19
「ネネイちゃんだね」
「うーん、ネネイちゃんって自分から自分の情報をしょっちゅう発信してくれるから、改めて聞きたいことってないかもしれないなぁ」
「えー、そんなつまんないこと言わないで欲しいのですースイミーくんのくせに」
「く、くせに!? 今くせにと仰った!?」
「あ、アタシは考えたら結構出てくると思うけどなぁ……ネネイちゃんに聞きたいこと」
「いつになったら我が家の専属シェフになってくれるのでしょうか」
「だからならねーのです! 私は一生冒険者するのです!」
「その珍妙な喋り方は何なんだ」
「口調なのです? 気がついたらこうなってたのです」
「気が付いただけでなってたまるか」
「でも本当にそーなのですよ。お父さんが“頑張ったらこうなった”って言ってたのです」
「努力の方向性が迷子だぞ」
「原因ってネネイちゃんのお父さんだったんだね」
「何をどうしてああなったのか興味あるなー」
「喋り始めた私の言葉遣いがすっごい悪かったから丁寧な言葉に直そうとしたーって言ってたのです」
「どうしよう……ツッコみたいところが山のように出てくる……」
「ネネイちゃんって、どうして冒険者が好きなの?」
「当然のようにスルーするんだねことりちゃん……」
「冒険はとっても楽しいからなのです! 未知の世界を冒険したり魔物と戦ったりお宝を見つけたりたくさんの発見があるのです! これより楽しいことを私は知らないし、きっとないと思っているのです!」
「そっか」
「確か……ネネイさんのお父様の影響があって、冒険好きになったとか」
「そーなのですよ! お父さんとかーお父さんの冒険者仲間の人たちから色々なお話を聞いて、今の私があるのです!」
「冒険者に囲まれて育った結果が、今のネネイちゃんってことかー」
「……で? トパーズ、お前は結局何かないのか」
「はっ、えっと、じゃあ……ネネイちゃんの得意料理ってなにかな?」
「得意料理? そんなもんないのです」
「はぁ!?」
「ふぇっ? なんでみんなでびっくりしてるのです?」
「あんだけ美味しい料理をたくさん作ってくれるネネイちゃんの得意料理が“ない”なんて聞いて、納得できる話があるもんかね!」
「我が家の専属シェフになるのですから得意料理のひとつやふたつ、胸を張って言っておいてくれないと」
「だからならねーのです。しつけーのです」
「ほ、本当にないの……? 得意料理って……」
「だからねーのです。色々な料理を作れるから“これが得意!”っていうような代表格みたいなのはないのですよ。みんな同じぐらいおいしく作れるし、どれを作っていても楽しいのです!」
「強いて言うなら、全部得意ってことなのかな」
「そーかもぉ」
「すごいなあ……羨ましい……」
「改めて聞いたことなかったが、お前はどんな料理でも作れるのか?」
「作れるのですよ」
「おはぎは?」
「作れるのですー」
「シュトーレンとか!」
「作れるのです!」
「いかめしも?」
「大丈夫なのです!」
「ハギスはどうですか?」
「作ったことあるのです!」
「キビヤックはどうだ」
「んー、試したことはないですけど、作れると思うのですよ! でも美味しいかどうかは別かもしれないのです」
「バムくん……? キビヤックってなに……?」
「アザラシの中に海鳥を詰め込んで作る発酵食品」
「ぎえっ!?」
「それだけたくさん作れる上にレパートリーまで豊富だと、親戚集まりの時とかに酷使されたりしてそう。僕の勝手なイメージだけど」
「スイミー君って親戚付き合いしたことあるのです?」
「親が親戚と縁切ってたからなかった。理由は知らないけどね? 現在の状況は見てのとーり」
「なるほどなのです。あと、私に親戚はいないのです」
「まあ、それは何故でしょうか?」
「お父さんもお母さんも天涯孤独な孤児だったのです。孤児だった二人が冒険者学校で出会って、卒業と同時に結婚して、その翌年ぐらいに私が産まれたらしいのです」
「ってことは……すっごく若いんだ……ネネイちゃんのお父さん……」
「三十代後半といったところか」
「だいたいそれぐらいなのです!」
「ではでは、僭越ながら僕からも質問をひとつ」
「あれ? スイミーくん、まだだっけ?」
「まだだったよー? じゃあ改めてネネイちゃん」
「何でもこいなのです!」
「……リーヤちゃんとは結局、付き合ってるの?」
「へ? なんで見てわかんねーのです?」
「は?」
「あれれ?」
2025.12.19
