短歌


 しんどさのひとつひとつを丁寧に数えようとし無理だしんどい


 一度きり弔問客が最大の列を成すとき笑って死ねたら


 白線の外にはサメがいるんだよ大人にはもう見えないらしい


 星が落ち後追い止める人がおり人の数だけ違う地獄だ


 AIをあいと呼んでは都合いい愛の傲慢さを思い知る


 私もう卒業したわ伝言のゲームで人を嘲笑うこと
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