短歌
病院に鉢植えNG出すように葬儀で駄目な花が知りたい
葬式に出るか出ないか考えて出ないと決めた人がいました
良い歌を詠みたくていま良い人じゃなかった父を二回殺した
ペイペイに残高不足を責められて「俺の稼いだ金だぞ」と思う
作品は花で私は腐葉土で土を愛する人はいますか
反抗期終わりませんで母親の骨は左の手で拾いたい
許されるために生きてるわけじゃなくお肉もパフェも好きに食らうぜ
頬濡らす声にならないひとしずく幾万の雨よりも冷たく
愛情を確認すべく脳内で己を何度も殺してみたり
悲しみにやっと触れた夜の底こんなところに隠れてたのか