まとめ



 二千二百五年の技術で四季さえも自由自在のどこか寂しく (歌仙兼定)


 どれだけの近さ、深さになったとて彼らの輪郭 点描の霧 (審神者)


 虎くんはネコ科の虎です僕たちもヒト科の鋼になれたら なんて (五虎退)


 肉球と口角あげて福招く人もお金も集まる笑顔で (博多藤四郎)


 ドーナツの穴の中身が知りたくて覗いてみたらただ空でした (秋田藤四郎)


 選べない未来じゃなかったはずだけど選ばなかった明日があった (刀剣男士・時間遡行軍)


 鍛刀のリズムに似ている人間ひとの鼓動 生きながらにして生まれ変わる日々 (刀剣男士)


 咲く場所で色をたがえる紫陽花の雨に打たれる音は変わらず (左文字兄弟)


 もしきみが桜にとけてきえるなら万年先まで花守となろう(歌仙兼定)


 頭からシャワーに打たれてみたんです泣きたいままに泣ける気がして(前田藤四郎)
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