今辛いあなたへ
お名前変更
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
嶺ちゃんは私を姫抱きにすると、ベッドにゆっくりとおろした。
嶺ちゃんもベッドに入って、すっと嶺ちゃんのたくましい腕に、頭を乗せられる。
『どきどきする……。嶺ちゃんはなんでそんな余裕そうなの?』
嶺ちゃんは、腕枕してない方の手で、私の頭を引き寄せて胸に耳を当てさせる。
“ドクっドクドクドク”
『嶺ちゃんもドキドキするんだ…なんか嬉しい』
「当たり前っ!こんな可愛い子が『添い寝して❤︎』なんて夜部屋に来て、ドキドキしない男なんていませんーっ!」
『ふふっ』
「あー、笑ったな~!お兄さんを困らせちゃう子には、お仕置きだ~!」
『ええっ!』
「うそだよーん♪今日は特別に許してあげる。」
ベッドに入ってから、嶺ちゃんの声は囁き声で、少しくすぐったくて、眠くなってくる。
「で・も、僕以外の人の部屋に、こんな時間に行っちゃダメだからね?食べられちゃうよ?」
『は~い』
「まぁ、僕がこうして大人しくしてるのも今日くらいかもね…」
『ん?なんか言った?』
「なんでもなーいよ♪そうだ、名無しちゃん」
『ん?』
返事をして、無意識の上目遣いで見つめると、突然嶺ちゃんのキスが降ってきた。
『んっ…ふっ…』
「ん…」
全てを忘れさせてくれるようなキスだった。
目を閉じることも忘れ、目の前には嶺ちゃんの整った綺麗な顔…
長いキスの後、離れるのを惜しむようにゆっくりと離れた。
「これ以上すると、お兄さん我慢できなくなっちゃう」
『!!』
「じょーだんじょーだん。まぁ、8割本気だけど」
嶺ちゃんはクスリと笑った。
私は顔を赤らめる。
「めんごめんご☆」
嶺ちゃんは、私の背中をトン、トン、と優しく叩いてくれて
いつの間にか眠りに落ちていた。
「おやすみ、名無し…
愛してる」
END
→あとがき