強くなった貴方
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数日後ことが起こったのは、授業が終わり教室移動している時だった。
廊下を曲がると、そこには紛れもなく那月がいた。
私はその瞬間固まってしまった。
那月も気づいたようで、驚きと戸惑いが混ざった表情で固まっている。
気づくと、私の足は駆け出していた_______
「ちょっと…!待ってくださいっ」
すぐに後ろから追いかけてくる足音。
こんなの、絶対捕まるじゃん!
私は思考をフル回転させて、どうすれば撒けるかを考えた。
とりあえずわかりにくい所を曲がり続けるも、依然付いてくる足音。
このままじゃ、体力がっ…
というか、私なんで逃げてるんだっけ…?
気まずいから?
別れを告げなかったことを、責められそうだから?
それとも…
あの時振り切った感情が、再び戻ってきそうだから?
そんなことを考えてる間も、どんどん息は切れていく。
「ちょっと、まってっ…」
すぐ後ろに、那月の声。
嘘、捕まっちゃう…!
那月は手を伸ばして、私の腕を捕まえようとする。