強くなった貴方
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そして、今に至る。
なんで、ここにいるの?
那月の口からアイドルなんて言葉は聞いたことなかったはずなのに。
入学式から数日間、私は那月に会わないかビクビクしながら過ごした。
しかし、幸いクラスが違うので一度も会うことはなかった。
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数日後…
「しょーちゃーーん!!」
「!!」
聞き覚えのある、しかし若干大人びた声が教室に響いた。
私は反射的にレンを壁にして隠れた。
「おー那月、どした?」
翔ちゃんが那月の元へ行き、何かを話している。
その間も私はレンの陰に隠れる。
「どうしたんだい?」
「かくまって!!」
「よくわからないけど守ってあげるよ、レディ。」
レンはそう言うと、私の背後にあった壁に手をつき、壁とレンの間に私を閉じ込めた。
壁ドンか、これ。
「あの、近い。そこまでしなくていいから!」
「そう?残念だな。」
そんなことをしているうちに、翔ちゃんが帰ってきた。
「なーんだよあいつ、特に用事もなさそうなのに、時々来るんだよな」
「おチビちゃんのことが好きなんじゃないかい?」
「ちげーよ!なんかあいつ、何かを探してるみたいなんだよな。俺と話してても、目線は教室の方向いてるし。」
それってもしかしていやもしかしなくても私のことかな。
「へぇ…探してる、ねぇ」
レンが意味ありげに私を見てくる。
しばらくレンの壁のお世話になりそうだ。