第十一話
夢小説設定
この小説の夢小説設定すみません、名前返還が良く分かってなくて勅使河原暁になります。
申し訳ございません
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借りた水中メガネを暁につけさせる
「大丈夫だからそれで海ん中見てみろよ。魚しかいねーってわかったら、少しは平気になんじゃねーか?」
自分を見る恋次の目は優しい
流魂街で家族になろうと手を差し伸べてくれた時と同じ
あの時、悲しみは和らいでかけがえのない時間をくれた
「…やってみます」
恋次の言う通り、水中を見て知れば少しはなくなるかもしれない
決意して息を止めて顔をつける
大丈夫、大丈夫だから
恐る恐る目を開いて広がる世界を見る
思っていたような得体の知れない有象無象…の姿ではなく、小魚くらいしか見当たらない
構えるように強張っていた体から力が抜ける
もっと沖の方に行けば、未知の色々な生物がいるのだろうが、自分が楽しむ範囲には何もいない
植え付けられた確証のない恐怖が薄れていく
「恋次、ありがとうございます」
顔を上げてメガネを取って恋次に微笑む
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