第十話
夢小説設定
この小説の夢小説設定すみません、名前返還が良くわかってなくてみゅうじ勅使河原、本当の名前暁、偽名が緋冴になります。
申し訳ございません
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「もう大丈夫か?」
頭を撫でる大きな手に、自分を労る優しい眼に哀しくなる。
これは暁ではなく、桜塚##NAME3##に向けられたもの
女に乗っ取られないよう強くなると決意したのに簡単に揺らいでしまう。
「大丈夫です。阿散井さん、私も朽木隊長に用があるので」
「そうか。俺が六番隊に行く前に、ウチに顔出せよ」
笑って戻って行った恋次の後ろ姿を見つめる。
もう諦めて決意が揺るがないように、心を強く持って何か方法を探した方がいいのかも知れない。
終わらない希望を持ち続けるのは酷く辛くて、このまま辿り着くのは破滅なのだとはわかってはいる。
あの悪夢を現実にしたくはない。
「…馬鹿…」
それは、いつまでも気づかない恋次へのものだろうか。
それとも希望を捨てられず、決意をしたのに揺れる自分自身へのものだろうか。
口から零れたその呟きは、誰の耳に届く事なく風に消えた。
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