「よ、目が覚めたか？##NAME3##」

顔色が良くなったと笑う檜佐木に身体を襲った痛みを思い出す。

ゾクッと身体に震えが走り、腕を抱えて歯を食い縛る。

ただの数回の事でも身体は竦み、心が恐怖で凍りつく。

「どうした！？まだ痛むのか？」

「大、丈夫です」

心配そうに肩を掴んで覗き込む檜佐木の手を外す。

その手を檜佐木が包み込むように優しく握る。

「…なぁ、俺に##NAME3##を護らせてくれよ」

真剣な表情に隅で心が震えながらも首を振る。

どう言えばいいのだろう。

「何も言わなくていいから俺の言葉を聞け」

驚いたような##NAME3##の頬に触れる。

「お前が何か抱えてるのはわかった」

##NAME3##の苦しみ方に何か病気なのかと気を失っている間に調べて貰った。

全くの健康体という結果に起きた時の事を考えた。

あの時、##NAME3##は“出来ませんっ！！しを…っ！！”と口にした。



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