禍々しく高い霊圧を感知した隊長格が走る。

目的の場所に近づいた時、霊圧がかき消えた。

「た、助けて」

使われていない資料室から転がるように出てきた男に中を見る。

そこには死覇装を脱がされ、手を血に染めて呆然と佇む##NAME3##の姿があった。

「##NAME3##っ！！」

駆け寄った乱菊に##NAME3##の眼が恐怖に染まる。

「ちょっ…大丈夫だから、落ち着いてっ！！あたしよ、乱菊っ」

暴れる##NAME3##を落ち着かせようとする乱菊の腕に##NAME3##が崩れ落ちる。

「朽木隊長…？」

「仕方あるまい…卯の花」

##NAME3##を手刀で気絶させた朽木白夜が卯の花を呼んで、##NAME3##の体に銀白風花紗をかける。

騒然とした資料室の外で静観していた者達がいた。

「あの霊圧は彼女の物…」

「藍染隊長はそこが気になりますの？」

可哀想にと市丸が薄く笑み、藍染は困ったように笑う。

その後ろに静かに男を押さえる東仙がいた。




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