第七話
夢小説設定
この小説の夢小説設定すみません、名前返還が良くわかってなくてみゅうじ勅使河原、本当の名前暁、偽名が緋冴になります。
申し訳ございません
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「で、誰かいないの?」
淑やかにサラシを解いていた乱菊が一転して悪戯な笑みを浮かべた。
それに雛森も乗ってきて戸惑う。
「…そんな事考えた事ないです」
今は強くなる事とあの声を振り払う事に精一杯で本当に考えた事はない。
誰かを好きになるなんて考えられない。
「皆に可愛がられてるのに?」
「雛森副隊長まで…」
心配して貰えて、気遣って貰えるのは嬉しい。
けれど、自分の中で響く声が怖い。
「まぁいいわ。あたしは応援したげるから、いつでも言うのよ?相手が隊長なら、何が何でも頑張っちゃうから」
「それは隊長に恩を売って楽したいからとかですか?」
「あら、バレた?」
「乱菊さん、少しは真面目にしないとダメですよ」
悪びれる様子もない乱菊に雛森と苦笑する。
誰かを想うよりも何よりも自分は失われてしまった時間を望んでいる。
いつか解放されて切望している時間を取り戻したら、誰かを想う事が出来るのだろうか。
その問いに答える自分の声はなかった。
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