技局を訪れてから二週間が経った。

どれぐらいで出来るのかはわからないが、阿近からの連絡はまだなかった。

やはり、出来る訳がないと思っていた。

「##NAME3##が一人なんて珍しいね」

昼食を取っていた##NAME3##の前に一角と弓親が座る。

【地獄蝶のお世話をしてたら、遅くなってしまったので】

「お前よ、今度ウチの隊舎に顔出せよ」

食べ始めると共に歓迎会以来、ずっと言われ続けている言葉に苦笑する。

【私は斑目第三席のお相手になれる程の腕は持ち合わせておりませんから】

「そんなこたぁわかってんだよ」

「一角は##NAME3##がどこまで出来るのか見たいだけなんだよ、そろそろ満足させてやってくれないかい？」

じゃないとうるさくてねと付け加えた弓親に納得する。

一度行くだけで満足して言われなくなるのなら、そっちの方がいい気がする。

【では今度、勤務が定時に終わった時にお伺い致します】



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